【リハビリ】簡単にできる実用リハビリ③

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福岡で在宅リハをしております理学療法士の岡崎です。

 

看護師の皆様、私も患者様やお客様にリハビリをしたいけど

どんなリハビリをしたらいいかわからないとお思いの方は結構多いはずです。

 

また、下肢の筋力が低下し歩行や立ち上がりなどの動作ができずに困っていらっしゃる患者様は多いものです。

そんな中2、3分でできるリハビリを紹介。本日紹介するリハビリはキッキングと言って患者様の下肢の筋力を増強させるリハビリの基本です。

 

◎「キッキング」

(目的)下肢の筋力増強を目的としたエクササイズ。

(方法)仰臥位もしくは椅坐位にて実施。徒手的に抵抗をて加え膝を曲げ伸ばししていただく。(反復回数は10~20回)

 

このキッキングも血圧や脈拍の管理を含めて実施していくのが原則ですが、毎回測定するのは時間がかかります。

脈拍などのバイタルは疲労感等の自覚症状と比例しているので、少ない回数から実施し適度な疲労感の中で行っていくのも良いかと思います。

 

私はこのキッキングをほとんどの方に実施しております。

起立や歩行前の準備体操としてもちょうどいいですし、何よりも手軽に出来る事が最大の利点でしょう。

体調が悪くて歩行ができないって方もキッキングならできるという方もいます。こちら側の徒手抵抗も調整できますので臨機応変に対応できますね。

 

(付け加え)

このキッキングを行う時の声掛けについてです。

「さあ○○さん、私の手を蹴ってみますよーーー!」

「イイですかーー!力入れてくださいねえーーー!」

「せーーーの、いーーーち、にーーーーい、さーーーーん」

これで行ってみましょう!

こちら側が元気を出せば出すほど患者様は力を出してくれますよ。

【リハビリ】簡単にできる実用リハビリ②~嚥下障害者の場合②~

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こんにちは、福岡で在宅リハをしております理学療法士の岡崎です。

 

看護師の皆様、私も患者様やお客様にリハビリをしたいけど

どんなリハビリをしたらいいかわからないとお思いの方は結構多いはずです。

 

また、在宅でも筋力が低下し嚥下が上手くできずに肺炎なる方がかなりいらっしゃいます。

今回は前回に引き続き嚥下障害者(鼻咽腔閉鎖不全により水分、食物が鼻咽腔へ逆流する場合など)、呼吸機能が低下(肺胸郭コンプライアンス低下)の方に有効なリハビリを紹介です。ブローイングは、簡単でとても導入しやすいエクササイズです。

 

◎「ブローイング訓練」

(目的)吹く動作による、鼻咽喉閉鎖に関わる機能を改善。口唇の閉鎖機能の改善。

(必要物品)水の入ったコップやペットボトル、ストロー

(方法)水の入ったコップやペットボトルにストローをさし、ストローをくわえてブクブクと息を吹き込む

 

水の量やストローの長さや太さで抵抗を増減することができます。口唇閉鎖機能改善も期待できるため食べこぼしがある方にも有効となる場合もあります。

 

前回の嚥下障害者のリハビリ①で紹介した症例の方にシェキアエクササイズと同時にこのブローイングエクササイズを実施していました。その方は呼気に関わる筋力も低下しており肺胸郭コンプライアンスも低下がみられていましたが、継続実施後は改善も見られ耐久性の向上や嚥下機能の向上がみられております。

 

ブローイングを実施している時間はシェキアエクササイズ同様休憩も含めておそらく5分程度でしょう。

 

この方はいつも「リハビリはきついけどあなたが来てくれたら元気になるよ」と言ってくれます。

恐らくリハビリの効果を実感されているのでしょう。

 

 

私はこのような言葉を聞くとホントにこの職業に就いて良かったなと感じます。

“誰かに頼られている”それが私がこの仕事をしている“理由”なのかなと私は思います。

 

 

患者様や利用者様は元気や健康を得られ、私はそんな方々に信頼され仕事にやりがいを感じている。お互いがgive and take!!

支えあっている事を実感する瞬間でもありますね。

【リハビリ】簡単にできる実用リハビリ①~嚥下障害者の場合~

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初めまして、福岡で在宅リハをしております理学療法士の岡崎です。

 

看護師の皆様、私も患者様やお客様にリハビリをしたいけど

どんなリハビリをしたらいいかわからないとお思いの方は結構多いはずです。

 

また、在宅でも筋力が低下し嚥下が上手くできずに肺炎なる方がかなりいらっしゃいます。

今回はそんな方に有効なリハビリを紹介です。シャキアエクササイズは道具が要らず、短時間で行うことができる導入しやすいエクササイズです。

 

◎「シャキアエクササイズ(頭部挙上訓練)」

(目的)舌骨上筋群など喉頭挙上に関わる筋肉を鍛え、食道上部拡大・食塊の咽頭残留減少を目的とします。

(方法)背臥位の状態で頭部挙上を行っていただく。(上限:1分間保持、30回反復)

 

 

血圧や脈拍の管理を含めて実施していくのが原則ですが、毎回測定するのは時間がかかりますよね。

脈拍などのバイタルは疲労感等の自覚症状と比例しているので、少ない回数から実施し適度な疲労感の中で行っていくのも良いかと思います。

 

在宅で過ごされているAさま(84歳)は廃用症候群にて嚥下状態が大変悪化し、誤嚥を繰り返し肺炎、熱発も繰り返していました。そんな中、廃用症候群改善のために訪問リハビリを行うことになり、シェキアエクササイズを週に3回行っていく事になりました。初めはやや疲労の感じる5回反復×2セットから始め、1か月後には反復10回×2セットを実施。その後は嚥下の状態改善認められ、熱発も落ち着きました。

 

シェキアエクササイズを実施している時間は休憩も含めておそらく5分程度でしょう。

短時間でも継続的に実施していく事で患者様のQOLが向上するかもしれませんね。