【予防医療】糖尿病を理解しよう!看護ケアに活かそう!⑥危険な合併症について

前回まで三回に渡り、糖尿病の治療について説明させて頂きました。

次回からは、このブログの第一回目でも説明した、

糖尿病の危険な「合併症」について、

一つ一つもっと詳しくしっかり説明できれば、と思います。

その糖尿病の合併症というのは、「三大合併症」ともいわれる

・網膜症

・腎症

・神経障害

以上の三つとなります。

糖尿病によるこれらの合併症がどれほどまでに危険なものなのか、いくつか例を上げて説明しますと、

例えば、成人の失明の原因の第一位は、この糖尿病による網膜症です。

そして、腎不全による人口透析を行っている人の三分の一は、糖尿病患者と言われています。

また、糖尿病があることで動脈硬化症が起こりやすくなってしまうことも挙げられ、それに起因して、脳梗塞、白内障、緑内障、心筋梗塞・・・などなど

これだけ危険で深刻な問題となっております。

これらのことを次回から三回に分けて、

・「神経障害」

・「動脈硬化」

・「その他の合併症」

と詳しく説明できればと思います。

それでは、また次回からよろしくお願いします!!

【予防医療】糖尿病を理解しよう!看護ケアに活かそう!⑤【糖尿病治療】運動療法

糖尿病治療において
「食事療法」と「薬物療法」の説明をしてきました。
今回は「運動療法」について説明します!

前回、「薬物療法」をする前提として「食事療法」の話をしましたが、
この食事療法に今回説明する「運動療法」を取り入れると
より効果的と言われています。

なぜなら「運動療法」を行うことで、
糖尿病の原因ともなる肥満を解消するだけでなく、
インスリンの働きを促進して、血糖値をさげる役割もあるからです。

更に、血液の循環を良くしたり、血圧を下げたり、気分転換にもなり、、等々
つまり、身体の調子を整える為にも効果的なのです。
ぜひ、取り入れていきましょう!!

取り入れる運動については、
早めのウォーキング、ジョギング、自転車など
全身の筋肉を使う有酸素運動になります。
少し汗ばむ程度の内容で構いません。毎日続けることが大事なのです。

時間がない方は、日常生活でなるべく歩くことを意識するだけでも違ってきますよ!
階段を使うのを心掛けたり、いつも降りる駅の一駅手前で降りて歩く等、工夫していきましょう。
また、食後1~2時間後の血糖値が上がるタイミングで行うとより効果的です。

ただ注意点もあります。
行う前に必ず主治医に相談して指示をもらってください。
その人の症状によって、取り入れると悪化する場合もあるからです。
高血圧や心臓病など持っている人は特に要注意です。

 

以上の点、必ず確認した上で行ってくださいね。

【予防医療】糖尿病を理解しよう!看護ケアに活かそう!④【糖尿病治療】食事療法

前回、「薬物療法」についてお伝えしましたが、
糖尿病治療には前提として
「食事療法」と「運動療法」
が必須となります。

今回はそのうちの
「食事療法」
についてお伝えできれば、と思います。

「食事療法」は糖尿病治療の基本中の基本となります。
とはいっても何か特別なことをするわけではありません。
ちょうどよい食事量をバランスよく摂取するだけです!
ただ意識しないと、
どうしても食べ過ぎたり、偏った食事になってしまいます。
気をつけていきましょう。

そのちょうどよい食事量をバランスよく摂取する上で気をつけてほしいことをお伝えしますね!

①一日三食とる
一日のトータルとして、適切な量・バランスがとれていればよい訳ではありません。
規則的な食事をしていることが前提となります。
一食抜いたりすると、次に食事を摂取するとき、急激に血糖値があがることがあるので注意です。

②脂肪・塩分・アルコールに注意
・肥満の原因となる脂肪の摂りすぎは要注意です。肥満はインスリンの働きを弱め、血糖値を上昇させてしまうからです。
・塩分も控えめにお願いします。高血圧につながり、動脈硬化の原因ともなります。
・合併症がなければアルコールを飲んでもかまいません。ただ少量です。

③食物繊維を十分に
血糖値の急激な上昇を抑える為です。
食事の際、食物繊維を一緒に摂ると、消化・吸収に時間がかかるようになるからです。

 

このように
特に難しいことを言っている訳ではありません。
ただ、毎日意識して続けることが重要になります。

 

継続して取り組んでいきましょう。

【予防医療】糖尿病を理解しよう!看護ケアに活かそう!③【糖尿病治療】薬物療法

これまで
糖尿病の問題、国内の取り組み、また海外での取り組みを
簡単に説明しましたが、
今回からいよいよ看護に活かせるような内容をお伝えできれば、と思います。

糖尿病の治療の基本は
・薬物療法
・食事療法
・運動療法
がありますが、
今回はその中の薬物療法の内容をお伝え致します。

薬物療法として、
「飲み薬」と「インスリン注射」の二通りがあります。

主な飲み薬として
「α-グルコシダーゼ阻害薬」があります。
これは、食後、ブドウ糖の腸での吸収を遅らせ、急激な血糖値の上昇を抑える効果があります。
また、他にも血液中にブドウ糖を放出するのを抑える「ビグアナイド薬」、インスリンの分泌を促進させる「スルホニル尿素薬」などがあります。

これらの飲み薬でも、なかなか血糖値のコントロールができなかったり、
あまりにも高い高血糖になってしまったときにすぐにでも血糖値を下げる必要があるときなど
インスリン注射を行います。

以前は、このような薬物療法で
血糖値が下がりすぎてしまう「低血糖」が問題になったことがありましたが、
低血糖を起こす危険性がより低い薬も最近では開発されてきました。
だからといって油断は禁物ですが、
薬物療法は糖尿病の治療に重要な役割を果たしています。

また、次回から説明する
「食事療法」「運動療法」
をしっかり行った上で
今回説明した「薬物療法」をしなければ
血糖値をコントロールすることができません。
このことも頭に入れておきましょう。

【予防医療】糖尿病を理解しよう!看護ケアに活かそう!②まずは基本中の基本から

前回、糖尿病に関して問題提起したわけですが、

まずは、
本当に基本的なことから
糖尿病について説明致します。

糖尿病とは
膵臓からでるインスリンというホルモンの分泌が減ったり効きが悪くなる病気です。
そのせいで、エネルギー源であるブドウ糖(血糖=グルコース)を体の中でうまく利用できなくなってしまいます。
結果、その利用されない血糖が血中に溜まる高血糖状態が続き、重い合併症や感染症を引き起こしてしまいます。

前回、この厄介な糖尿病が予備軍を含めると、
国内で2000万人以上、5人に1人という状況を説明しましたが、
実は世界的な問題となっており、世界規模で増え続けております。

国連もこの問題を取り上げ、
糖尿病の予防・啓発の活動を続けております。
WHOではなく国連が動いているということからも、深刻さが伝わりますね!

代表的なものが、
2006年の12月に採択した
「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」で、
11月14日を「世界糖尿病デー」に指定しました。

この日は国連、および主要国で様々なイベントが実施されます。
有名なのが、世界各国の著名な建築物をブルーにライトアップして、街頭での啓発活動を実施しています。
日本でも東京タワーをブルーにライトアップしました。
ちなみにこの11月14日は、糖尿病の治療に使用されるインスリンを発見した一人である、フレデリック・バンティングの誕生日になります。

また、国内の話に戻りますが、
豆知識として、
記録に残る日本最古の有名人が、
「藤原道長」と言われています。
また、三英傑とも呼ばれた「織田信長」もそうだったのではないか?
と言われているらしいですよ。

 

それでは、この糖尿病について、
看護ケアーに活かす為
「食事」「運動」「薬物」の観点から述べたいと思います。

【予防医療】糖尿病を理解しよう!看護ケアに活かそう!①はじめに

「糖尿病」

おそらく医療関係者でなくてもだれでも耳にしたことのある病気だと思います。
ただ、この病気の恐ろしさ等
しっかり認知されてはいない現状があります。

現在、その糖尿病とその予備軍を含めると
国内で2000万人を超えると言われております。
単純に5人に1人は糖尿病の疑いがあるということになるので、
誰もがしっかり理解する必要が特にある病気だともいえます。

しかしながら、特に初期の段階では自覚症状が乏しい場合が多く、
知らず知らずのうちに進行し、
気づいたときには重篤な合併症を引き起こしている場合も多いようです。

この合併症というのが本当に恐ろしいのです。
特に糖尿病の3大合併症と言われる

・「網膜症」
・「腎症」
・「神経障害」

この3つは本当に厄介です。
つまり、糖尿病が引き起こす合併症が原因で、

・失明してしまったり
・定期的に血液透析をして血液をきれいにしなければ生活できなくなってしまったり
・足を切断しなくてはならなくなったり

このようなことが起こりえるのです。
他にも、心筋梗塞や脳梗塞になる可能性を大幅に上げてしまう原因にもなっています。

ただ、医療業界も手を打っていないわけではありません。
最新の取り組みですと。
今年2017年の3月に

・東京糖尿病療養指導士(東京CDE)
・東京糖尿病療養支援士(東京CDS)

が発足しました。
簡単に説明すると
前者は糖尿病患者さんの指導にあたる為、規定の研修に参加し、認定試験に合格した資格者。
後者は糖尿病予備軍や一般生活者を対象に糖尿病の知識啓発、予防にあたる為、規定の研修に参加し、認定試験に合格した資格者。
となります。

医療業界も本腰を入れてこの問題にとりかかっているのです。

実は、
最近、私事ではありますが、
医療機器メーカーに勤めることになり、
「糖尿病」に関して接触する機会が多くなりました。
正しくこの「糖尿病」を理解してもらえるよう、
私自身も活動していこうと思い、
こちらのブログ始めました。

看護ケアーに活かせる内容にしていきたいと思いますが、
ご自身が気になる方、もしくは家族や友人等の近しい人にお伝えしたい方々も

ぜひご参考にして頂ければ、と思います。