「訪問看護に興味があるけど、実際どんな働き方なんだろう?」
「子育てと仕事を両立できるのかな?」
と悩んでいる看護師の人は少なくないでしょう。
訪問看護はステーションによって働き方が大きく異なりますが、比較的フレキシブルに働けることが魅力のひとつです。
この記事では、実際の訪問看護での働き方について紹介します。
子育て世代が働きやすい勤務形態
訪問看護ステーションは基本的に平日日勤がメインの働き方です。たいていの場合、土日と祝日は事業所を休業しているステーションが多いです。しかし、必ずしも休日が休みというわけではありません。例えば医師からの指示で一時的に毎日訪問しなければならない場合などは、土日や祝日も勤務になることがあります。また、ステーションによっては土曜日も通常営業日としているところもあります。
「平日ばかりの勤務だと辛いな」と思う方もいるかもしれません。しかし、土日や祝日に勤務した場合は振替として平日に休みがもらえる場合もあります。
ステーションによって勤務形態はさまざまですが、訪問看護は基本的には平日勤務となるため、家族や友人と予定を合わせやすい働き方といえるでしょう。夜勤がないため子育て世代のママにとっても比較的働きやすい環境なのではないでしょうか。
時間を有効活用できる働き方
土日・祝日出勤
訪問看護ステーションにおいても土日や祝日出勤がある場合もありますが、病院勤務のように必ずしも丸1日勤務というわけではありません。訪問の必要がある場合だけ出勤となるので、たとえば1件だけしか訪問がない場合は数時間勤務のみのこともあります。また、午前もしくは午後の半日だけ勤務という場合もあります。休日に丸1日働くのは辛くても、数時間や半日だけの勤務なら少し気持ちが楽だと思いませんか。
オンコール
オンコールは24時間365日体制なので必ず毎日、スタッフの誰かが持つことになります。
オンコール携帯を持っているときは、患者さんから訪問依頼を受けたらすぐに駆け付けられるように準備しておかなければなりません。そのため休日だからといって遠方に出かけることはできませんが、かならずしも職場に出勤して待機しなければならないわけではありません。待機場所もほぼ家で待機となるので緊急コールが鳴らなければ、家事をしたり子どもとの時間を過ごしたりできます。時間の使い方次第で、有意義な休日を過ごすことができます。
また、緊急電話は全て訪問しないといけないわけではなく、電話での対応で、様子をみていただくことも意外に多いです。
子育てや家庭を優先した働き方が実現できる
夜勤がなく休日出勤が少ないといっても、土日に勤務することが難しいという人もいるでしょう。
ステーションにもよりますが、土日休み、オンコールを持たないという働き方を選べます。
訪問看護は基本的に1日4-6件訪問があります。例えば午前中に2-3件、午後に2-3件といった具合なので、午前中もしくは午後だけ勤務するという働き方も可能です。
また登録勤務制で、ピンポイントの時間だけスポットで働くことが可能なステーションもあります。例えば私が勤務しているステーションでは、月曜日の11-12時と水曜日の13-14時のそれぞれ1時間だけスポットで勤務しているスタッフもいます。このような働き方は病院勤務では考えられないでしょう。自分の都合に合わせて働けるのはとても魅力的ですね。
まとめ
自分の時間や子どもとの時間を大切にしたい、家事を優先したいなど、働く女性の思いは人によってさまざま。
そんな女性の思いに沿った働き方ができるのが訪問看護ではないでしょうか。
働きながらもプライベートを大事にしたいと思う人が働きやすい環境といえるでしょう。ステーションによって働き方はさまざまなので、この記事を参考に自分に合った職場を見つけてください。