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「高度実践看護師」になるために!大学院進学の準備から資格取得までを解説します

看護師としてステップアップをするために、新たな資格を取得したいと思いませんか?

この記事では、大学院を修了することで受験資格が得られる高度実践看護師資格について、出願までの準備から大学院入学後の生活、認定審査の受験までについて詳しく解説します。

目次

高度看護実践看護師とは

看護師が笑顔になっている画像

高度実践看護師は、高い専門性と優れた看護実践能力をもつ看護職者のことです。
高度実践看護師は、専門看護師(CNS:Certified Nurse Specialist)ナースプラクティショナー(NP:Nurse Practitioner)の2種類で、全部合わせて15分野あります。

専門看護師(CNS)は14分野

専門看護師は、下記に示した14分野です。

専門看護師
  • がん看護
  • 精神看護
  • 地域看護
  • 老年看護
  • 小児看護
  • 母性看護
  • 慢性看護
  • クリティカルケア看護
  • 家族看護
  • 感染看護
  • 在宅看護
  • 遺伝看護
  • 災害看護
  • 放射線看護

ナースプラクティショナー(NP)は1分野

ナースプラクティショナーは1分野で「プライマリケア看護」があります。

ナースプラクティショナー
  • プライマリケア看護

患者の疾病予防から疾病管理、健康の維持・増進からエンド・オブ・ライフまでの包括的な看護アセスメントに基づき、直接的なケアをすることです。

高度実践看護師になるためには、下記4つの条件が必要

高度実践看護師になるためには、下記4つの条件が必要です。

  • 日本国の看護師の免許を有すること
  • 高度実践看護師教育課程をもつ大学院修士課程で、必要な単位を習得して修了し、受験資格を得る
  • 看護実務経験が5年以上あり、そのうちの3年以上は専門とする特定分野の経験がある
  • 日本看護協会が行う、認定審査に合格(ナースプラクティショナーは、日本看護系大学協議会が行う認定試験に合格)

高度実践看護師認定後は、5年ごとに更新審査を受けなければいけません

高度実践看護師コースの大学院に出願するための条件

高度実践看護師になるための大学院進学には、次の3つの条件があります。

  • 大学を卒業している
  • 日本国の看護師の免許を有すること
  • 看護師(准看護師は除く)の実務経験が5年以上ある、もしくは今年度の3月末で実務経験が5年になる

大学院によって、出願するための条件が異なる場合もあります。各大学院の出願条件を事前に必ず確認をしましょう。

自分に合った大学院の探し方

大学の写真

高度実践看護師の資格を取得するために、自分の希望する分野の大学院はどこにあるのか分からなくて困りませんか?
1つの大学院で高度実践看護の取り入れている分野の数は異なります。ひとつの分野だけ取り入れている大学院もあれば、複数の分野を取り入れている大学院もあります。比較的、がん看護や老年看護、精神看護を取得できる大学院は多くありますが、その他はバラつきがある傾向です。

全国各地の「高度実践看護師教育機関及び認定単位一覧」を知りたい場合は、下記のサイトを参照しましょう。

一般社団法人 看護系大学協議会 高度実践看護師情報(CNS/NP)

https://www.janpu.or.jp/activities/committee/cnsnp/

このサイトを参照すると、自分が受けたい分野の大学院がどこにあるのかが分かります。さらに、自分の条件に合うところを検索して、大学院のホームページを参照したい場合は、下記のサイトを利用してみましょう。

一般社団法人 看護系大学協議会 高度実践看護師教育課程検索

https://www.janpu.or.jp/cns_search/

複数の大学院のホームページと比較しながら、大学院を探すことが可能となります。

資格取得に必要な大学院費用

電卓の画像

高度実践看護師になるための費用は、とても気になると思います。2~3年の大学院在学中、どのくらいの学費が必要なのでしょうか?
学費は大学院によって異なるので、3つの大学院の費用を提示することにしました。

入学金1年目学費2年目学費
神奈川県立保健福祉大学院(公立)神奈川県内在住282,000円
神奈川県外在住564,000円
535,800円
前期と後期に分けて納付この他に、テキスト代などもかかる
535,800円
前期と後期に分けて納付この他に、テキスト代などもかかる
日本赤十字秋田看護大学院(私立)30万円135万円(前期と後期で半額ずつ分納可能)135万円(前期と後期で半額ずつ分納可能)
東邦大学大学院(私立)10万円100万円90万円

大学院によっては、奨学金制度を活用できるところもあるので、事前に調べることもお勧めします。また、大学院の費用は、教育訓練給付金の対象になることもあるので、下記のサイトも参照してみましょう。

厚生労働省 教育訓練給付制度

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html

入学前の情報収集から資格取得までのタイムスケジュール

 受験までの期間と入学後から資格取得までのタイムスケジュールについて紹介します。

入学前の情報収集から受験まで

大学院の受験は、8月から12月までの期間に行われるので、年度が切り替わる4月頃から準備を始めることを推奨します。大学院の情報収集から受験までの流れは、下記の通りです。

  1. 大学院のホームページで情報収集する
  2. 大学院に問い合わせをし、看護実践看護師教育課程の資料請求をする
  3. 大学院の説明会に参加する
  4. 出願のための資料を期限日までに作成し、提出する
  5. 大学院の受験をする

看護実践看護師教育課程について、ホームページでは詳しく記載されていないこともあります。その際には、大学院に直接連絡をして資料請求や詳細を聞いてみましょう。また、大学院の説明会は、実施していないところもあります。

●入学後から資格取得まで

看護実践看護師教育課程は、2年コースが多いですが、中には3年もしくは4年間在学することもあります。大学院で必要な単位を習得して修了すると、高度実践看護師の資格認定審査を受けることが可能です。 

専門看護師とナースプラクティショナーは、資格認定審査で異なるところがあります。専門看護師は、日本看護協会が行い、書類審査と筆記試験です。一方でナースプラクティショナーは、日本看護系大学協議会が行い、書類審査と面接試験があります。資格認定審査の方法については、ホームページに記載してあるので、申請書類や要項などを必ず確認しましょう。

日本看護協会

https://www.nurse.or.jp/nursing/qualification/vision/cns/index.html

日本看護系大学協議会ナースプラクティショナー(JANPU-NP)資格認定審査要項

https://www.janpu.or.jp/np/

まとめ

高度実践看護師になるための過程について紹介しました。大学院に入学するためには、5年以上の看護実務経験と大学卒業もしくは、同等の以上の学力が必要となります。

自分が希望する分野の大学院を検索し、受験をしないといけません。大学院入学後は、必要な単位を取得すると、資格認定審査を受けることが出来ます。
そして、要項に基づき審査を受け合格すると、高度実践看護師の資格取得となります。
自分のキャリアアップのために、大学院へ進学して資格の取得はいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

1981年生まれ。茨城県在住。看護師歴15年。2児のアラフォーママ。内科・婦人科・皮膚科混合病棟、外来、老人保健施設の経験を経て、現在は医療・看護分野を中心にライター活動に専念。

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