干支といえば、日本人であれば老若男女問わず馴染みのある暦。
生まれ年によって「〇年(とし)生まれ」「ひと回り」などと表現することが多くあります。実は有名なアニメやゲームなどの世界でも干支が用いられています。
これほどの知名度があり、誰でも知っているので、高齢の患者さんや職場のスタッフなど、会話を盛り上げるきっかけとして活用できます。
今回は仕事のコミュニケーションに取り入れたい「干支」についてご紹介します。
干支を会話のきっかけにしよう
十二の干支にはそれぞれ性格の特徴があります。古くから伝わっていることなので迷信に近いかもしれませんが、不思議と当たっている部分があります。
特に女性は占い好きな方が多いので、話題に出すとよく興味を持ってもらえます。実際に患者さんやスタッフとは、お互いの干支を聞き出したり、干支ごとの性格について盛り上がったりしました。
なかでも高齢の患者さんは、生年月日は忘れていても干支は覚えていることが多いもの。高齢患者さんに干支を尋ねると「私は酉年だからバタバタ貧乏よ」や「辰年だから変わり者って言われてたよ」など思わぬ返答があり、そこから楽しいコミュニケーションが生まれることもありました。
一般的な干支の性格を見てみよう!
子(ねずみ):適応能力が高い、働き者、財を成す、お節介、落ち着きがない、欲深い
丑(うし):思慮深い、穏やか、信念をもって進む、スロースターター、柔軟性に欠ける、怒ると手が付けられない
寅(とら):チャレンジ精神が旺盛、集中力がある、行動力がある、感情的になりやすい、無鉄砲、協調性に欠ける
卯(うさぎ):要領がいい、楽天家、社交的、熱しやすく冷めやすい、傷付きやすい、薄情
辰(たつ):強運、積極的、芸術家気質、プライドが高い、負けず嫌い、ロマンチスト
巳(へび):冷静で慎重、ユーモアがある、粘り強い、独占欲が強い、嫉妬深い、野心家
午(うま):フレンドリーで人脈を築ける、陽気、瞬発力が高い、大雑把、お人よし、無理や無茶をしやすい
未(ひつじ):平和主義、人情を重んじて優しい、思慮深い、受け身、優柔不断、保守的
申(さる):世渡りが上手、頭の回転が速い、機転が利く、無責任、心配性、計算高い
酉(とり):勘が鋭い、天才肌、器用、自己主張が激しい、妥協を許さない、浪費注意
戌(いぬ):正義感が強い、真面目、義理人情に厚い、頑固、用心深い、周囲の言うことを聞かない
亥(いのしし):独立心がある、根性がある、我慢強く困難に立ち向かう、堅苦しい、孤立しやすい、限界まで頑張りすぎる
まとめ
干支の性格と照らし合わせて、当たっている部分はありましたか?思わず納得してしまう部分もあったのではないでしょうか。
干支の性格には長所と短所がありますが、会話の中に取り入れるなら長所を伝えるといいでしょう。例えば「子年は財を成すことから、食べることには一生困らないとも言われています」や「辰年は干支の中で一番強運と言われていますよ。うらやましいです」など言われるとちょっと嬉しくなりますよね。
干支について話しをすると、多くの方が興味を持たれます。「私は〇年だけど、どうかしら?」と声をかけてこられることもありました。ぜひ干支をきっかけに、仕事のコミュニケーションに役立ててくださいね。