医療漫画が書店に並んでいたりするとついつい足を止めて手にとってしまいますよね。
看護師にとって、日々の仕事に役立つ知識や、心の癒しを与えてくれる医療漫画は貴重な存在です。看護師としての視点を広げてくれるきっかけとなったり、勉強にもなります。
今回は、看護師の皆さんにアンケートを取り、看護師の方に特におすすめしたいリアルな医療現場が詰まった医療漫画を4作品ご紹介します。
感動や共感、学びを得られる医療漫画が気になった方はぜひ読んでみてくださいね。
看護師におすすめの医療漫画①『リエゾン』
『リエゾン -こどものこころ診療所-』は、発達障害や精神的な問題を抱える子どもたちに寄り添う医師たちを描いた医療漫画です。主人公の志保は、発達障害を抱えながらも子どもの心のケアに向き合う精神科医で、患者や家族との葛藤や成長が描かれています。看護師としては、精神的ケアやチーム医療の重要性が共感でき、日々の仕事に役立つことでしょう。主人公の志保と子供達のやりとりの中で癒しと学びを得られるおすすめの医療漫画です。
実際に「リエゾン」を読んだ看護師の感想
精神科の患者さんの症状やスタッフの関わりが分かりやすい。
辛い気持ちにもなるがほっと癒されるシーンも多い。
看護師におすすめの医療漫画②『おたんこナース』
『おたんこナース』は、看護師ならではのリアルな現場の苦労や喜びが詰まった漫画です。患者さんとの心温まるエピソードや、看護師の同僚との人間模様を通じて、看護師の仕事のやりがいや葛藤がコミカルに描かれています。時に笑い、時に涙する場面もあり、「自分もがんばろう」と元気をもらえること間違いなし。看護師として働いている方にぜひ読んでほしい漫画です。
実際に「おたんこナース」を読んだ看護師の感想
看護学生の時に看護師のリアルな世界を面白楽しく読むことができて印象に残っています。
新人看護師のバタバタ感がリアルに再現されていて看護師なら共感できる所が面白いです。
看護師におすすめの医療漫画③ 『消えていく家族の顔 ~現役ヘルパーが描く認知症患者の生活~』
『消えていく家族の顔 現役ヘルパーが描く認知症患者の生活』は、現役ヘルパーが描くリアルな認知症患者の日常を描いた作品です。物語には、アルツハイマー型、レビー小体型、若年性認知症など、さまざまなタイプの認知症患者が登場し、彼らの行動や内面が丁寧に描かれています。
例えば、便器の水で衣類を洗濯する80代の母、読み書きを忘れた50代の男性が本屋を徘徊する様子、寝たきりの90代母が閉じ込められる恐怖を感じる場面、60代で全身まひの夫に拘束される妻の苦悩、そして男性ヘルパーに恋する90代女性など、多様なエピソードが描かれ、徘徊、せん妄、失禁、幻視など現実の医療介護現場で起こる問題にも迫ります。
患者たちが感じる「心の声」に焦点を当て、看護師にとっても、認知症ケアの難しさや温かさを深く理解できる医療漫画です。
実際に「消えていく家族の顔 ~現役ヘルパーが描く認知症患者の生活~」を読んだ看護師の感想
”認知症”の方の目線を知ることができとても勉強になりました。認知症の方の気持ちが分かるようになります。
現場で認知症の方の看護をしているけれど、なぜこんな行動をしたのだろうか?と思いますが、漫画を読むと、認知症の方はこんな世界なのかと気持ちが少しだけ分かりました。ぜひ読んで欲しいです。
看護師におすすめの医療漫画④『コウノドリ』
産婦人科医・鴻鳥サクラが主人公の物語で、出産や新生児医療をテーマにした作品です。医師や助産師、看護師の奮闘や命の尊さを描き、感動とリアルな医療現場の葛藤が伝わります。特に新生児集中治療室(NICU)での看護の現実に触れたい方におすすめの医療漫画です。
実際に「コウノドリ」を読んだ看護師の感想
ドラマにもなり見ていました。妊婦や家族が抱える不安や、出産に伴う緊張感がリアルに描かれています。妊婦が事故に合うシーンは涙なしでは見られません。
産婦人科医でありながらピアニストという設定もとても面白いです。妊娠出産をテーマにしていて、看護師として命の大切さを改めて考えさせられます。
まとめ:リアルな医療現場が詰まった医療漫画
どの作品も、看護師の皆さんが直面する現場のリアルや、患者さんやそのご家族との関わりを深く描いており、仕事に役立つ内容の医療漫画もありました。医療漫画は、ただのエンターテインメントにとどまらず、知識の整理や新しい視点を得るための貴重なツールになっています。本や参考書と違って、漫画は仕事の合間や休息時間に手軽に読めるのもいいですよね。
紹介した医療漫画が気になった方は、ぜひ読んでみてくださいね。