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応援ナースで副業や趣味との両立が実現する!看護師のワークライフバランス

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応援ナースで実現するワークライフバランス

応援ナースはお給料の水準が高く、契約期間は数ヶ月という短期間で病院や施設で働きます

 筆者は副業のDJと看護師の仕事を両立するために、新卒から4年間勤めた病院を退職して、看護師転職エージェント「ナースパワー」の「都市圏応援ナース」として都内の複数の病院で直接雇用され、計2年半ほど勤務をしました。 

 結果的に応援ナースは当時の自分にとって、とても合う働き方だったと感じています。しかし働く中で大変だと感じることもありました。この記事を読むことで、応援ナースを検討している人が実際に働いた時のことを少しでもイメージできるように、筆者の体験談から応援ナースのメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。

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目次

応援ナースで多様な働き方~副業との両立を実現~

正社員として病院で勤務をしていると、看護業務を行う時間に加えて、委員会・勉強会・プリセプター・看護研究など業務時間外にもさまざまなことに時間や気持ちを費やすことが多いのではないでしょうか。

急性期病棟で多忙な勤務をこなしながら副業でDJをしていた筆者は、このままではどちらも中途半端になってしまうと考えたため、転職活動をすることを決意しました。

そんな時に、看護師として働いている家族や友人からナースパワーの「応援ナース」の情報を耳にします。聞くところによると応援ナースでは委員会や勉強会の参加は任意、リーダー業務やプリセプター、看護研究には携わらなくてもいい職場が多いのだとか。

出勤している時間だけ集中して業務を行えばいい点が「副業との両立」の上で最大のメリットだと考え、迷わず都市圏応援ナースの求人に応募しました。

もう一つ決め手となったのは、都市圏応援ナースは給与水準が高いのが特徴で、看護師経験4年目の私の場合夜勤手当込の手取りで10万円以上増えました。副業DJを始めたての頃は、レコードなどの音源を買ったり衣装も買ったりしなくてはいけなかったので、安定して入ってくる看護師の収入はとてもありがたかったです。

契約期間は最短6ヶ月からで、病院によっては延長も可能という条件でした。働いてみて想像以上に厳しい労働環境なら契約を延長しなければいい。と思っていたので、働く前にそこまで大きな不安がなかったことも印象に残っています。

実際に応援ナースとして働き始めて、正社員として働いていた頃よりスケジュール的にも気持ちの面でも副業との両立が上手くいくようになったと感じました。

さらに、応援ナースは病院と直接雇用のため年末調整を行ってもらえることもメリットの一つです。

応援ナースで夢追う仲間との出会いも刺激に

他にも、応援ナースとして働いて良かったことはさまざまな価値観を持った面白い看護師との出会いです。

応援ナースを採用している病院では、1つの病棟に複数人の応援ナースが在籍しているところもあり、必然的に応援ナース同士が仲良くなって交流が生まれることがよくありました。

その中でも印象的だったのは、海外と日本を行ったり来たりしながら働いている看護師です。彼女は6ヶ月間集中して応援ナースで働いてお金を貯めて海外に留学、お金が尽きたらまた帰国して応援ナースとして働く。そしてお金が貯まったらまた行きたい国へ-ーという生活をしていました。

その他にも、夏だけ観光地でスキューバダイビングのインストラクターとして働き、それ以外のシーズンは応援ナースをしている人にも出会いました。

彼女たちのようにさまざまな文化や価値観に触れている看護師の話はとても興味深かったですし、短期間の契約で給与水準の高い応援ナースならではのライフスタイルだなと感銘を受けました。

応援ナースでそんなことまで?経験した「大変だったこと」

ここまで、応援ナースとして働いて良かったと感じたことをご紹介してきました。一方で「大変だな」と感じることがあったのも事実です。

応援ナースは「即戦力」として派遣されるので3年間の臨床経験がないと登録ができません。加えてそれなりの知識や技術、コミュニケーション能力が求められると感じました。ごく一部ではありますが、応援ナースに対して冷たい態度を取る常勤の看護師もいました。(恐らく給料形態の違いや業務量の違いに対する不満からくるものだと思います)

筆者が印象に残っているのは、配属初日に「応援ナースに厳しい」と噂されていたベテラン看護師とのやり取りです。
勤務が終わる前に、リーダーである彼女に受け持ち患者さんの状態を報告するのですが、不整脈がある患者さんについて「モニター上、変化は見られずHR80台のAFです」と口頭で報告をしました。すると、「そうですか、ところであなたはAFにも種類があるのを知ってる?この患者さんはどんなAFなのかちゃんと報告して」と少し厳しい口調で言われて驚きました。
幸い筆者は循環器病棟に4年間勤めていたのでAF(心房細動)とAFL(心房粗動)の違いをすぐに返答し、ことなきを得ました。その病棟では他の応援ナースも看護の知識についてさまざまな質問をされていたため、申し送りの時は少し緊張感がある配属先でした。

また、応援ナースで配属された病院やコーディネーターから提案された病院は築年数がかなり古い所が多かったです。新卒で、出来て間もない綺麗な病院に勤めていた筆者はそのギャップに驚きました。
特に驚いたのは、雨漏りの酷い病棟に配属された時のことです。雨風が強い日は天井から雨水がポタポタ、廊下にはあちらこちらにバケツが置かれて、水がいっぱいになったらバケツを交換するのは看護師やヘルパーさんの仕事でした(この病院は現在修繕されているようです)

夜勤では、仮眠室がないためにナースステーションにストレッチャーを置いて仮眠を取るような病院もありました。また、筆者が派遣された病院は全て夜間救急を受けている病院だったので、夜勤の仮眠が取れるかどうかは運次第でした。一晩に3件緊急入院を受けた時はさすがにくたくたになって勤務を終えました。

その他に応援ナースのデメリットを挙げるとすると、履歴書の経歴を沢山書くことになってしまい、面接の際の印象に影響する可能性があるということです。なぜ応援ナースとして働いていたかの理由を明確に答えられるようにしておきましょう。

応援ナースの具体的な働き方はこちらの記事をご覧ください

まとめ:応援ナースは明確な理由がある人におすすめの働き方

応援ナースは副業や趣味など看護師と両立したいことがある人、海外留学など短期間で稼ぎたいといった明確な理由がある人にはとてもおすすめの働き方だなと感じました。

しかし即戦力としての働きを期待されることや、忙しい職場、古い職場が多いといったデメリットもあります。私が出会った、応援ナースで働いていた人たちは「短期間だから」と割り切ることができ、契約期間内は責任感を持って仕事に取り組める人が多い印象でした。

逆にあまり目的なく「給料が高いから」という理由だけで応援ナースをしてしまうと、デメリットの部分ばかりが気になって楽しく働けない可能性もあります。応援ナースを検討している方は、派遣会社や紹介会社のコーディネーターと条件をよくすり合わせておくとよいかもしれません。

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なお、応援ナースとして配属される病院によっては副業を禁止しているところもあると思うので事前に確認してください。

(ライター:市原 歩

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この記事を書いた人

現役看護師16年目。整形外科病棟勤務。20〜30代前半まで副業でDJとして都内のCLUBで活動していた。2021年〜WEBライターとして医療情報メディアでのコラム、美容系の施術解説記事などを執筆している。

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