近年、老後2,000万円問題や物価上昇など、目まぐるしく変化する経済情勢です。看護師の皆さんも生活に大きな影響を与える経済に関心が高まっていますよね。しかし、日々忙しい毎日の中で、お金や経済のことについて語り合う機会が少ないのも現実。お金の貯め方や増やし方の知識があったらいいなと感じたことはないでしょうか。
この記事では、悠々自適で幸せな老後や将来、自分や家族が臨んだ生活を送るために今できることを考えるきっかけとして、お金や資産形成についてまとめた記事です。「何年働いてもお金が貯まらない」「賢く資産を増やしたい!」そんな思いにも役立つ情報になっていますので最後まで読んでくださいね!
看護師お金が貯まらない人必見!経済・金融情勢と将来の不安
2019年、老後資金が2000万円不足するという報告書が金融庁より発表され話題になりました。超高齢社会の将来、現行の年金制度に頼っていては老後生活は成り立たないということですよね。そんな経済情勢の中、2013年4月に金融庁の報告書の中で「最低限身あいまってに付けるべき金融リテラシー」が示されました。
内容は、
- 家計管理
- 生活設計
- 金融知識および金銭経済事情の理解と金融商品の利用の選択
- 外部の知見の適切な活用
の4分野15項目で、国民一人ひとりが経済的に自立して、安心かつ豊かな生活を実現するために生活スキルとして金融リテラシーを身につける必要があるというものです。
政府は、年間2%の物価上昇率を目標に掲げています。また、円安による物価上昇も相まっていますので、物価が高いと感じるのは身近なことではないでしょうか。
銀行に預金をしていてはお金は増えるどころか、目減りしていく一方です。「お金が貯まらない!」と言って過ごすより、将来の生活費の確保、老後のお金のために今できることを考えて行動し準備しないと、自分の資産を守れないのです。
看護師お金が貯まらない人必見!賢い資産形成3つのポイント
資産形成と聞くと難しいと感じがちですが、大事なことは現状把握とこれからのライフプランを立てること。将来、必要な金額を把握して、自分にあった貯蓄や投資の方法を考えてみましょう。今回は老後資金を計画的に作るためのポイントを3つ紹介していきます。
賢い資産形成~老後のためにできること~その①現状把握
賢い資産形成としていまできることをまとめました。
a家計の把握:毎月の家計の支出を把握しましょう。
b貯金額の確認:無駄遣いがないか確認し、毎月どのくらい貯金ができるのかを決めましょう
ⅽ将来の年金把握:年金定期便でもらえる年金額を確認しましょう。もしくは平均年収で確認できます。今後物価が上がることを考えると、年齢によって変わりますが、16〜40%目減りする可能性があるのでしっかり確認することが大切です。
d住宅ローンの確認:現状のローンの見直しが必要かの検討もおすすめです。変動金利・固定金利には、それぞれのメリット・デメリットがあります。現状の確認と団体信用保険の確認もしてみましょう。金利が安いからといって安易に借り換えをしようとすると、費用もかかりますのでプロに相談しましょう。
e保険の確認:最後に見直しをしたのはいつでしょう?ライフイベントが変わるごとに確認は必要です。とはいっても何を見直せばいいのかわからないし、面倒くさいのが保険。5年見直しをしていない場合には無条件にプロに確認してみましょう。確認するタイミングは、結婚・出産・住宅購入・転職により年収が変わったタイミング等です。健康なうちに見直しをしないと、対策が打てないのが保険です。自分のライフスタイルにあっているのかを検討しましょう。また、保険単体で必要性を考える方が多いのですが、保険は資産形成の手段のひとつなので必ず、家計全体でみることが必要です。貯蓄が目的なのか、保障目的なのかによっても見直しする基準は変わります。貯蓄目的であれば、使う金額やタイミングを確認し、解約以外にも様々な方法があるため必ず信頼できるプロに相談しましょう。
賢い資産形成~老後のためにできること~その②ライフプランをたてる
ライフプランと必要なお金について書き出してみると、頭で思い描くのとは印象が変わります。ただ、必要なお金が一般的にいくらなのか、自力で調べるのが大変な場合や、優先順位を中々上げられない場合はプロと一緒にやることをおすすめします。ライフプランニングは、あくまでも貯金をどのようにするかを考えるための予想プランです。一度きりではなく定期的に見直し、プランニングしましょう。
賢い資産形成~老後のためにできること~その③適切な金融商品の選択(マネープラン)
ライフプランニングができたらマネープランを決めます。金融商品についてそれぞれのメリットとデメリットを理解することやリスク分散したプランニングが大切です。リターンを求めるなら、それなりのリスクを負う必要もあります。長所と短所が必ずありますので、個々の家計にあった金融商品を選ぶ必要があります。また、ひとつの金融商品に偏ることのないようにするのもリスクヘッジのひとつです。これこそ、我が家のことを親身に考えてくれる相談相手をきちんと見つけてプロと相談したいところですね。
賢い資産形成3つのポイントのまとめ
いかがだったでしょうか?
ポイントは3つといっても自分や家族と時間を作って、現状確認・プランニング・金融商品の選択をしていくことは容易ではないかもしれませんが、ここまでやってようやくスタートラインです。
ここまで聞くと「これを夫と相談しながら決められるだろうか」「一人でやって本当に合っているのだろうか」「信頼できるプロってどこにいるのだろうか」と不安な声も聞こえそうです。
そんな不安を感じる看護師さんに朗報です。
今回は、安心して相談できる専門家をひとりご紹介します。
ナースまつり2023に救急看護師7年の経験後にファイナンシャルプランナーの資格をとり活躍されている松尾静香さんをお招きしセミナーを開催しました。松尾さんは多くの看護師のライフプランニング、マネープランニングの実績を持つファイナンシャルプランナーです。忙しく働く看護師の皆さんは信頼できるお金のプロをみつけて、相談できれば時間対効果的にも安心ですよね。将来のお金が気になったときや、老後のための相談を気軽にできる人がほしいなという方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
皆さんが、看護人生を全うし、老後に突入するときに安心して迎えられるようにサポートしてくださる方です。少しでも行動するきっかけになれば嬉しいです。
看護師お金が貯まらない人必見!NISAとは?
多くのメディアで目にするNISAですが、横文字でよくわからないという方も多いのではないでしょうか。NISAは「家計の安定的な資産形成の支援」と「成長資金の供給」を目的に2014年に導入された非課税口座のことです(金融庁公式サイト)。一般の株や投資信託では受け取った運用益(儲かったお金のこと)や配当金に税金がかかりますが、NISAは非課税であることが最大のメリットです。
2018年には「家計の安定的な資産形成の支援」に政策目的を絞り込み、少額から低コストで長期・積立・分散投資を行う制度としてつみたてNISAが導入されました。家計に負担のない額で積立式で15~20年以上お金を育てる投資ができるようになりました。2024年1月からは一般NISAとつみたてNISAの併用が可能になったり投資上限額が拡大されたり、これまでの制度が見直され新NISA制度が始まっています。
毎月数万円の銀行貯蓄をNISAに移行して投資を始める人も増えてきていますね。
- 投資で賢くお金を育てる!
- 毎月負担のない少額から投資を始める!
- 中長期的に長期間の投資で複利を得る!
投資は、コツコツ時間をかけてお金を育てること、バランスよく長期的に投資をすることでリスク分散ができます。将来の安心のために今できることとしてNISAのご紹介でした。
まとめ:看護師お金が貯まらない看護師さん必見!賢い資産形成と今できること
超高齢社会の日本が抱える将来の年金制度の破綻や止まらない物価高。毎日の生活にも大きな影響がある経済情勢ですが、ストレスの多い医療現場では働く看護師からは「散財してしまう」「お金が貯まらない」という声を聞く機会も少なくありません。忙しい毎日の中で気になるものの経済について語り合う機会が少ない看護師の皆さんだからこそ、経済や資産についての知識を持つだけで今できることを考えるきっかけになりますよね。
夢を叶えるために、将来の自分や家族のために、自分に合った自分らしいライフプランを考えてみましょう。
ふるさと納税について紹介
ナースライフバランス研究室では、資産形成のひとつとしてふるさと納税を賢く楽しんでいる看護師の体験談記事も人気です。
- ふるさと納税って何がお得なの?
- ふるさと納税って何がいいの?
- 看護師の「ふるさと納税」実際の体験談など
実際に体験した看護師仲間の声が盛り込まれた記事なので、ぜひ読んでみてくださいね!
看護師のライフプランナー
松尾静香
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