働き方の変え方

看護師が新しい働き方にチャレンジするためにすべき行動6選

指差しする男性看護師
  • いろんな働き方をする看護師が気になる
  • 今とは違う仕事にチャレンジしてみたい

新しい働き方をしてみたいと思っても、具体的に何をすれば良いかわからないと行動できないですよね。

この記事では、新しいことを始める時にチャレンジすべき行動を6つご紹介します。

私は行動を起こしてチャレンジしていった結果、訪問看護の立ち上げから管理、営業、人財教育、NPOの副理事(申請中)、個人事業主、看護師ライター、オンラインカウンセリングなどさまざまな活動をしています。

新しくチャレンジするためにどんなことをすればよいのか、私が実践してきたことと合わせて具体的にご紹介します。

最初は小さな一歩でも、行動すれば未来は変わっていくはずです。

この記事は看護師ライターが書いたものです!ライターのプロフィールは、ページの一番下をご覧くださいね。

行動しなければ未来は変わらない

ブログやSNS、Webサイトなどで、看護師+αの働き方が紹介されていることがあります。

看護師と複数の仕事をかけもちしたり、看護師をしながら起業したり、いろいろな働き方をする人たちが活動内容を発信しています。

ただやるべきことがわかったとしても、行動しなければ未来は変わりません。

私は以前から看護師による旅行支援の活動をしたいと思っていましたが、そう思いながらも病院での業務を続けていました。頭で思い始めてから数か月が経っても、働き方は何も変わりません。

そこで私がしたのは、行動を起こしている人に話を聞いて回ることでした。SNSを使って連絡をとったり、時には企業に電話して「ぜひ話を聞かせてください」と頼んだり。

このように行動した結果、会いにいった人からアドバイスをもらえることや、他の人を紹介してくれるということもありました。行動を起こすことで、旅行支援をしたいという思いに共感してくれる仲間も出来ました。

私は今その仲間と「全ての人が誰もが旅行にいける世界を目指して」を目的としたリスタートトラベルという団体を、NPOにするために活動しています。

難しく考える事はありません。思ったことを行動に移す。そんな少しの勇気が、あなたの未来を変えていきます。

チャレンジが怖いのは誰でも一緒

行動することが大切だとわかっていても、何かを始める時は緊張して怖いと感じることがありますよね。私もそうでしたし、それは今でも変わりません。

その不安はどこからくるのでしょうか?もしかしたら、頭で考え続けているからこそ、行動できなくなっているのかもしれません。心配なことに一つずつ向き合っていけば、行動する勇気が出てくることもあります。

私は旅行支援をしたいと思っていながらも、実際に「旅行支援をしたい」と口に出すことを恐れていました。周りに否定されると思ったからです。

「リスクは?」「何かあったらどうするの?」

そんな言葉を聞くのが怖くて、何も言えませんでした。そこで私は予想されるリスクについてちゃんと向き合うことにしました。

リスクってなんだろう?それを解決するためには何が必要だろう?

私の頭の中だけでは考えられないので、他の会社がやっていることを分析し、話を聞きにいきました。すると自分の中で怖いと思っていた感情が、いつの間にか和らいでいました。

もちろん行動を起こす時に恐怖はあります。それは誰もが感じること。でも行動することで、その恐怖を乗り越えていけるのです。

チャレンジすべき行動5選

では実際に何をすればよいのか、チャレンジすべき行動を5つご紹介します。

セミナーや講座を受ける

医療や看護に関することだけでなく、世の中には多くのセミナーや講座が存在します。

インターネットで「看護師、独立、副業」等で調べるだけで、多くのセミナーや講座がヒットします。

私もはじめは多くのセミナーや講座を受けて、開業した看護師の話を聞きに行きました。そこでの繋がりが、今の私の活動につながっています。

新たな資格を取得してスペシャリストを目指す

看護師にプラスして資格を取得することも、働き方に多くの選択肢を与えてくれます。ここでは看護師のスペシャリストになるための資格をご紹介します。

認定看護師(CN)

日本看護協会が定める認定看護師は、スキルアップを目指す人にとって人気の高い資格です。

認定看護師には、質の高い看護の実践、看護職の指導や相談といった役割があります。

資格を取得することで、看護師としての活動の幅を広げることが可能です。

専門看護師(CNS)

大学院に入学して、専門看護師を目指すという道もあります。認定看護師と同じく日本看護協会が定める資格です。

専門性を活かした看護の提供ができるのはもちろんのこと、院内教育、チームメンバー間の調整、研究などさまざまな役割を担います。

研究で新たなエビデンスの構築をすることで、未来の看護の形を創っていけるかもしれません。

診療看護師(NP)

看護師の範囲を超えた診療行為を、自分の判断で提供できるのが診療看護師です。

大学院のNP養成コースを修了し、試験に合格すれば資格を取得できます。

リスクの高い医療処置を行うために、責任は重大です。ただ日本では比較的新しい制度であり人数も少ないため、貴重な資格といえます。

学会認定資格

看護協会が定めるものではなく、それぞれの領域での学会が認定する資格も存在します。

学会にもよりますが、最新のエビデンスをもとにしたスキルアップの実習もあります。

私は日本救急医学会のファーストエイドナースを取得しました。そのおかげで勤務した病院では緊急時対応チームやCPRの指導員として、役割を与えられて活動していました。

自分の実績として周りに認められれば、職場でのキャリアアップにつながるでしょう。

経営学修士(MBA)

看護師としてのスキルではありませんが、大学院で経営学修士という学位を取得するのも働き方の幅を広げる1つの手。

事業戦略やマネジメント、マーケティングなど、ビジネスに使うためのスキルを学ぶことで、経営のプロとして組織に関わることができるかもしれません。

個人コーチング、コンサルティングを受ける

自分の将来について、誰かの助けを借りるのもよいでしょう。

個人のコーチングやコンサルティングは、簡単にいうと悩みを解決するために専門家の助けを借りることです。

何かに挑戦しようとする時、自分だけの考えでは答えが出ないことがあります。

コーチングやコンサルティングを受けて自分自身を見つめることができれば、本当に自分のやりたいことが何なのか気づくことができるかもしれません。

転職する

興味がある分野に転職するのも、新たな経験を積むのに役立ちます。

私は看護師としてジェネラリストを目指していたので、いくつかの転職をすることで、救命センター、精神科、訪問看護という幅広い分野を経験できました。

看護師としてではなく、全く違う業界で転職する人もいます。

転職した先で新たな選択肢が待っているかもしれません。

起業する

起業と聞くと難しく感じる方が多いかもしれませんが、起業自体は難しくなく、開業届という書類を税務署に提出するだけで終わります。

大事なのは、自分のできることで人に価値を提供できること。人に提供した対価としてもらえるのが、お金です。

実際に起業している看護師の話を聞いてみるのも1つの手ですが、まず自分で「私は誰に、何の価値を提供できるのか?」「そのためには何が必要なのか」ということから考えていくのもよいでしょう。

私自身もできることを考えた結果、旅行支援相談や看護師経験を活かしたライティング、看護師教育動画への出演などに取り組むことに決めました。これらのサービスで多くの人の役に立てるように、開業届を出して個人事業主として起業しています。

起業した先輩のアドバイスをもとに手続きをしたところ、税務署に行って30分ほどで個人事業主登録は終了し、無事に起業できました。

やりたいことを見つけて起業するというのも、1つの選択肢です。

副業を始める

いきなり転職や起業というと、ハードルが高いと感じる人は多いでしょう。最初は小さく始めたいという方は、今の仕事を続けながら副業を始めるのがよいかもしれません。

副業にもさまざまなものがありますが、看護師として検診や訪問入浴などのアルバイトを休日に行う方法もあれば、看護師以外の働き方にチャレンジすることも可能です。

ライター、動画編集など在宅でできるものを多くあります。もちろんいきなり高収入を得るのは難しいものですが、いろんな仕事を経験することで、これからの働き方を考えるヒントになるかもしれません。

実際にやってみて、そこからどうするか考えていくのも1つの手です。

新しいチャレンジの時に避けるべき行動

何か新しいことを始めようとするのは、失敗はつきもの。ただ最初からしてはいけないことを知っておくことで、予想される失敗を防ぐことができます。

同じ環境の人に相談すること

新しいことにチャレンジしたければ、相談する相手は同じ環境にいる人以外がオススメです。

境遇が似ているだけで相談しやすいところはありますが、あなたが解決できない悩みは同じ環境にいる人も同じように解決できないかもしれません。

もしかしたら、心配して引き止めようとしてくれる可能性だってあります。解決したい悩みがあるなら、同じような悩みを解決してきた人に相談してみましょう。

高額なセミナー、情報商材

これから新しいことに挑戦しようとする人を待ち受けるのが、高額なセミナーや情報商材の売り込みです。

情報商材というのは、知識やスキルを身につけるための情報自体が商品となるもの。例えば「ホームページをつくるための手順」や「個人で稼ぐ方法」といったものが情報として売られていれば、それは情報商材といえます。

もちろんセミナーや情報商材には、価値のあるものもたくさんあります。しかし中には役に立たない内容や詐欺まがいのものも混ざっているのが現実。

金額の幅も大きく、1000円以下で買えるものから、数万~数十万円するものまでさまざまです。本当に信頼してその人から学びたいと思う、または支払う金額以上の価値があると思えなければ、手を出すのは止めておきましょう。

今は多くの情報が無料で公開されている時代。高くても数千円~数万円で貴重な情報やノウハウが手に入ります。

高額なセミナーや情報商材は内容をしっかり調べた上で、慎重に選ぶようにしましょう。

簡単に稼ごうとすること

楽をして稼げるという言葉は、誰にとっても魅力的に聞こえるもの。「スマホを1日30分操作するだけで、月に10万円」という言葉に、ちょっと心が揺れることはありませんか?

しかしそんなものがあれば、大勢の人がすでにしています。楽をして稼ぐという言葉には、決して惑わされないようにしましょう。

目安として「簡単にできる」や「誰でもスマホだけで」という言葉を使って宣伝しているものは、避けたほうが無難です。努力もせずに簡単に大きなものを得られる方法はありませんし、人生そんなに甘いものではありません。

人間の心が誘惑に弱いからこそ、そこにつけ込もうとする人がいることを忘れてはいけません。

大切にするものをハッキリさせておこう

新しいことを始める時には、何らかの犠牲はつきもの。今までと同じような時間やお金の使い方は、変える必要があるかもしれません。

だからこそ「何を大切にするか」は、最初にハッキリさせておきましょう。

私は最初、家族を幸せにするという目的で挑戦を始めました。しかし妻に相談もせずに始め、自分の考えだけで時間とお金をつぎこんでいた日々。

その時に妻から言われたのが「誰のためにやっているの?」でした。私は家族のためにやっているつもりが、家族との時間や信頼を失っていました。

それに気付いて今は自分の取り組んでいることやその経過を、妻と日常的に話すようにしています。挑戦することが何かを犠牲にすることであっても、本当に大切にしたいものはちゃんと大切にしましょう。

ためらわずに夢を語ろう

実現したい夢があるなら、周りに語りましょう。夢を語ることは、実現への近道だからです。

私は病気やケガのある人でも旅行に行ける支援を事業にしたいと思い、動き始めました。しかし病棟で看護業務しかしたことがなく、アルバイトでもコンビニや焼き肉屋の経験だけ。知識もスキルも人脈もなかった私は、とにかく夢を周りの人に語ることにしました。

はじめは病棟の先輩や大学の友達だけでしたが、行動する中で出会った他職種の人、イベントで出会った人たちにやりたいことをどんどん伝える。すると私と同じ思いを持つ人が一人、二人とあらわれ、その人間関係の輪は少しずつ広がっていきました。

時には「同じ考えの人を紹介してあげる」と言われて、新しい人に出会うこともありました。その時に出会った人たちと、私は今一緒に事業をしています。

夢を語るのは恥ずかしいかもしれません。時には馬鹿にされるかもしれません。でも夢を叶えたいなら、夢を語ることがあなたの助けになってくれるでしょう。

人とのつながりは自分から見つけるもの

何かをするときに、人とつながることはとても大切です。一人ではできないことでも、人が集まることで大きなことができるようになります。

自然に人と人がつながることもありますが、自分から見つけにいく姿勢は忘れてはいけません。私は同じ気持ちを持つ人と出会うため、人を紹介してもらう以外にも自分でつながりを探しにいきました。

具体的には、同じようなことをすでにされている会社へ直接電話をして、お話を聞く機会をいただくことにしていました。はじめのうちは、断られたりバカにされたりするかもしれないと思いましたが、そんなことをする人は一人もいませんでした。

忙しい中、自分たちが何故始めたのか?何に苦労をしたのか?何から始めれば良いのか?など時間をかけて話をしてくれました。自分が起業にチャレンジできると思ったのも、そんな熱い思いを語ってくれた方たちのおかげです。

実際に一緒に起業しているのも、私が夢を語る中でつながった人たちでした。自分で全てやるんだという気持ちも大切ですが、人とつながることは大きな力になります。

人とのつながりは、待つだけではなく自分からつかみにいきましょう。

まとめ

新しいことにチャレンジしたいと思うのは、とても素敵なことです。

看護師としてスペシャリストになるのも、ジェネラリストになるのもあなた次第。看護師以外の働き方にチャレンジするのも自由です。

看護師の資格を持っていることで、私たちは多くの選択肢を持つことができます。ただまずは「何をしたいのか?」、「何のためにやるのか?」をはじめにしっかり考えておくことが大切。

挑戦には不安や恐怖がつきものですが、心から挑戦したいと思うことを見つけて、まっすぐ向かっていきましょう。

ABOUT ME
野中翔太
野中翔太
ナースライフバランス研究室でライターに必要なものを学び、コラムの執筆をしています。静岡県出身。1児の父。人情を学びに大学入学と共に関西へ。ジェネラリストを目指して救命センター4年、精神科2年、現在は訪問看護ステーション立ち上げ2年目を経験中。他にも災害対策チームへの参加や全国訪問看護師ボランテイア団体「キャンナス」にて被災地での医療ボランティア、旅行・結婚式への付添いを行う。その経験から現在は旅行支援事業(NPO申請中)「リスタート・トラベル」の看護師代表を務める。看護師としての自分ではなく、自分が看護師なだけというスタンスで「半自給自足で地域に溶け込み、叶える医療を提供する。奥さんの一番のファンでい続ける」を自身のプロフィールとしています。 現在は家庭菜園、奥さんの筆文字イラストをロゴにして家族にプレゼントするなど行っています。 旅行支援事業リスタート・トラベルのサイトはこちら↓↓