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子育て中の看護師ママの働き方時短勤務や夜勤免除がいい?フルタイムと比較して感じたメリットデメリットを紹介

看護師育休明けの働き方はとても悩みますよね。
時短勤務や夜勤免除は心身共に無理なく働くことができます。時短勤務では業務量や内容を調整してもらえるので家事育児との両立もしやすいメリットがあると考えられがちです。
働き方は自分のライフスタイルに合わせて決めることが大切です。
現在の職場で理想の働き方が難しい場合は、部署移動や転職という選択肢もありますね。

育休明けの勤務を経験した私が感じたフルタイムで働くこと時短勤務や夜勤免除で働くことを比較して感じたそれぞれのメリット、デメリットをまとめています。

目次

子育て中の看護師ママの働き方は時短勤務や夜勤免除がいい?

看護師として働きながら妊娠・出産を経験したとき、育休明けの働き方に悩む方は少なくないと思います。妊娠前はフルタイムで働いていたけれど育休から復帰の際には時短勤務や夜勤免除がいいのでしょうか?育休明けの生活スタイルの変化について体験談を紹介しながら、育休明け復職時に悩むポイントについてまとめてみます。

子育て中看護師ママの生活スタイルの変化

育休明けの生活スタイルの変化は、まず起床時間が早くなりました。朝6時には起き、子どもを保育園登園開始時間の7:15に預け、延長保育を利用して19:30ごろお迎えに行っていました。21:00には子どもに本を読み聞かせ寝かしつけの生活です。幸い子どもは延長保育も友達と楽しく保育園で過ごしていましたが、お迎えの時に子どもが1人だった時は少し心が痛みました。本来フルタイムの場合月に5回程度夜勤をする必要があり、夫の休みの日か早く帰宅できる日を夜勤にしてもらいました。私は夜勤の回数を減らしたかったので上司と話し合い、部署移動後に夜勤を1、2回に減らしてもらうことができました。

ライフスタイルの変化で困ったことは、子どもの体調不良時に仕事を休まなければいけないことです。子どもが熱を出す度に職場の上司に電話をかけお休みの連絡をすることがとても心苦しかったです。私の場合は、病児保育室が家から離れた場所にあり利用が難しい状況でした。ベビーシッターにお願いしていた職場の仲間もいましたが、発熱時の預かりができる会社を探す必要があり利用はできませんでした。

育休明けの復職で働き方について悩むポイント

看護師が育休明けの復職で働き方について悩むポイントは、まず金銭面です。時短勤務や夜勤免除を利用する場合は勤務時間が少なくなることで給与が下がります

子育てと仕事の両立方法についても悩みます。子どもがいても出産前の生活スタイルを崩したくない、出産前と同じように働きたいという方も多いと思います。育休復帰したら委員会活動や役職を存続したい、教育や研究を行いたい、昇進したいなどそれぞれの目標がありますよね。

子育て環境やサポート体制を整えたり院内の24時間保育施設を利用すれば、フルタイムでの仕事も十分に可能です。また、家族の協力がどの程度得られるかどうかも大切です。家族の協力の程度により、どのように働くかを考える判断材料になります。元の職場で長く働き続けるために引越をする方もいます。

自分がどのように働きたいか、子どもとどのように時間を過ごしたいか、何を大切にしたいかもポイントとなります。出産後の自分の体力や体調、子どもの体調、家庭の方針などにより復職後の働き方を考えることが大切ですね。

子育て中の看護師ママの働き方~時短勤務・夜勤免除とフルタイムを比較して感じたメリット~

育休からの復帰の際に時短勤務・夜勤免除で働いた私が感じた、フルタイムで働いた場合と比較してのメリットを体験談を通してご紹介します。

時短勤務・夜勤免除のメリット①夜勤免除は子どもの生活に合わせることができる

まずは夜に子どもといられる、生活リズムが整い体調管理がしやすいのは夜勤免除のメリットです。子供の生活リズムと同じになるため、生活しやすいなと感じました。夜は子供と一緒に眠りたい、一緒にいたいと思う方にお勧めです。夜勤免除は睡眠不足のまま夜勤に行くことも無くなり心身の負担が軽くなります。

夜勤をする場合、子どもや自身の体調不良で急なお休みをする時は誰かに代わってもらう必要があります。元々のスタッフ人数が多く急な休みでも影響が少ない、子どもが発熱していても家族に頼める環境がある、職場の24時間保育所を利用する場合は、夜勤をしていくことも可能です。

時短勤務・夜勤免除のメリット②日勤のみで働くことができる

出産後は夜にお世話が必要なことが多いです。

授乳、調乳、夜泣き、おむつ替え…親も子どもも睡眠時間が十分に取れないことも多いです。日勤のみ短時間で働くことができれば、夜の時間は子どもの発達、発育に合わせて寄り添うことができ、親も休養の時間を作りやすいです。

私の子どもは元々良く泣いて抱っこが好きな子でした。卒乳後は夜中に喉が渇いて起き、お茶を飲ませることが多かったです。育休復帰後も生活の変化で不安になったのか、夜泣きも3歳まで続きました。夜中の2時3時に起きて抱っこし、朝6時に起きる生活をしていた時期もありました。寝不足で昼休憩では突っ伏して仮眠。勤務後は電車の中で寝てしまい乗り過ごしたこともありました。時短勤務だからこそ仕事を続けられたと思います。

時短勤務・夜勤免除のメリット③養育期間標準報酬月額特例を利用できる

養育期間標準報酬月額特例とは、時短勤務等によって、標準報酬月額が低下した場合、子どもを養育する前の標準報酬月額に基づく年金額を受け取ることができる措置です。3歳未満の子どもと同居し養育している人が対象で、書類手続きをすることにより適応となります。

勤務時間は短くなり給与も下がりますが、将来の年金はフルタイムの給与分を積み立ててもらえるのはありがたいです。将来の金銭面の保証がされていることは安心感がありますね。産休、育休の説明の際に手続きに必要な書類をもらえたので確認してみてくださいね。

子育て中の看護師ママが時短勤務・夜勤免除とフルタイムを比較して感じたデメリット

続いて、育休明けに時短勤務・夜勤免除で働いた私が感じた、フルタイムで働いた場合と比較して感じたデメリットを体験談を通してご紹介します。

時短勤務・夜勤免除のデメリット① 基本給、賞与が25%程下がる

一般的にですが、フルタイムの時と比較すると25%ほど下がることが多いです。勤務先によりますが、平日の勤務時間が減り土日祝日が必ず休みとなると勤務時間・日数が減りますね。時短勤務をきっかけに家計を見直すこともできました。食費を減らしたり、無駄遣いをしないように先に貯金に回すなどして、給与が減っても無理なく生活していく工夫をしました。私は封筒貯金と言って、先にお給料を引き出し封筒に生活費毎に保管する方法を取り入れています。

時短勤務・夜勤免除のデメリット② 残業代、役職手当が出ない

時短勤務で働く場合は残業代が出ません。夜勤免除の場合は会社の規定にもよりますが同様のことが多いです。時間内に仕事を終わらせることが基本ですが、夕方は忙しいため入院の手伝いや夜の薬の準備など少しだけ残ることもありました。

私の給与が減ることをきっかけに家計の見直しをして食費・保険・服・生活にかかる費用を減らしました。買い物をするときは本当に必要な物や安くても良いものを選ぶようになりました。

時短勤務・夜勤免除のデメリット③ 業務内容が軽くなることで物足りなさを感じる

職場によって異なると思いますが、時短勤務をするために常勤の時よりも業務内容が負担とならないよう受け持ちを減らしたりフリー業務となることがあります。業務内容が軽くなることで、もっとこんな仕事をしたいのに……と物足りなさを感じる場合もあります。時間を見つけて色んな分野の勉強をし、日頃の業務で生かしたり後輩への指導に役立てることもできますよ。時短勤務での生活に慣れてきたら、こんな仕事もやりたいですと上司と相談することも大切ですね。

時短勤務・夜勤免除のデメリット④夜勤のあるフルタイムの生活に戻りづらい

時短勤務・夜勤免除となると、平日または土曜日など日勤のみで働きます。初めのうちは毎日朝に出勤すること、5・6連勤が辛いという感覚もありました。日勤のみの生活リズムに慣れてくると、今度は夜勤をすることが負担となってきました。育休復帰後に月に数回夜勤をしていた時は出産前より体の負担が大きく、明けで眠りすぎてしまうこともありました。

まとめ:時短勤務、夜勤免除で働くことは子供との時間を大切にしたい人にお勧めの働き方

育休明けに時短勤務、夜勤免除で働くことは、子供とのかけがえない時間を大切にしたい体調不良には寄り添いたいという方にはお勧めの働き方です。ママも時間的余裕ができるため、心身共に無理なく働くことができます。給与が下がるため金銭面について家族と相談することが大切です。仕事も子育ても楽しんで生活していきましょう。上司とどんな風に働きたいかを良く相談し、周りのスタッフの協力を得ながら働きます。当たり前のことと思わず感謝の気持ちを持って働きたいですね。

同メディアを運営するナースライフバランス研究室のメンターナースサービスでは、産休育休明けの働き方に悩む看護師の皆さんのサポートも行っています。看護師の経験があるメンターナースだからこそあなたの思いに寄り添いお話を聞くことができます。誰にも言えずモヤモヤを抱えていたり決断できない時は、メンターナースに話してスッキリしてみませんか?
>>ナースライフバランス研究室メンターナースをチェックする

参照:日本年金機構 ホームページ、厚生労働省 育児・介護休業法のあらまし

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この記事を書いた人

看護師ライター、PRナース。祖父母とサスペンスや科捜研のドラマを見て育った。ICU/CCU、心臓カテーテル検査介助、外来、病棟の応援ナース、訪問看護を経験。家庭と両立できる働き方を実践中。心豊かに過ごす工夫をしています。

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