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生きづらさを抱える人へ~自分が安心できる生き方の選択~

皆さんは「生きづらい」と感じたことはありませんか?

私は子供の頃から感じています。目には見えない周囲の「感情」や些細な「言葉」に心が押しつぶされ、全てを否定されているように感じながら生きてきました。

しかし、このコロナ禍に出会ったHSPという気質と、この非常事態の現実が、その生きづらさから解放してくれるターニングポイントとなったのです。どんな出会いがあったのかご紹介していきます。

目次

生きづらさの中から自分を知る

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2020年のコロナ禍に、私は退職をしました。看護師6年目の私は転職6回以上、離職理由は対人関係です。

その頃「様々な刺激に対して敏感で繊細な気質を持っている人=HSP」という気質と出会いました。

HSPの気質は生まれつきであり、後天的に備わるものではありません。繊細な気質を持つ子供の特徴として、抱っこからおろした瞬間に泣き出すといったものがあります。私も兄弟の中で1人だけそんな赤ちゃんだったそうです。他人が怒られているのを見て動悸がしたり、マルチタスクを求められ突然泣き出すといった事もありました。

これらの自制できない行動の根底に、この気質があるのだと知り、ようやく自分に納得する事ができました。自然と涙が溢れ、胸が締め付けられると同時に心が軽くなるように感じたのです。そして少しずつ自分の事が許せるようになりました。

HSPを知った事で、生きづらさと能力は表裏一体である事に気づきました。HSPは感受性の強さから対人関係に悩む人が多いですが、芸術面への関心が強い人も多いのです。

私も子供の頃から絵が好きで、HSPとの出会いをきっかけにイラストを描き始めた事が副業の始まりとなりました。

自分を守るものを知る

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私は転職のたびに自分を責め、「組織に属せない=社会に繋がれない人間」なのだと不安を抱えていました。組織という環境が自分には向いていないと感じつつも、私はなぜ会社員という働き方にこだわっていたのか。

一つは自分を「常識」という枠にはめて安心したかったからです。もう一つは、会社から与えられた給与や福利厚生等の「安定」が自分を守ってくれているのだと信じていたからでした。

しかしコロナ禍で失業する人や、看護師達の現状を目の当たりにした時疑問を感じたのです。会社や国は果たして自分を守ってくれる存在なのか。私の人生の責任を取るのは私自身なのではないのか。それは当たり前のようで全く気づけなかった真実でした。

会社員という働き方が自立していない訳ではありません。しかし不安の強い私は、他人に人生を預けていたのです。HSPとの出会いや、新型ウイルスの影響を受けた世の中を見た事がきっかけとなり「自分が安心できる生き方」をしようと思いました。

心がほっとするような環境に身を置き、自分の力を使って精神的にも経済的にも自分を守れるようになろう、と思ったのです。そしてその時フリーランスナースになるという目標ができました。

まとめ

「生きづらさ」は環境によってその人の魅力や能力に変える事ができますしかし不安の強さから、自分の力に気づけず、それを活かせる環境すら避けてしまいます。

人は千差万別であり、必ずしも会社に属して勤め上げる事が正解ではありません。もし生きづらさを抱えて悩んでいる人がいるなら、無理に自分を組織に当てはめず、自分と向き合うことから始めてみてはいかがでしょうか

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この記事を書いた人

看護師/イラストレーター/ライター/個人投資家。1986年1月生まれ、福島県出身、都内在住。20代で祖母を在宅介護しながら看護師を目指す。回復期リハビリ病棟を経験後、美容クリニックを転々とし、生きづらさを抱えながら転職を繰り返す。HSPとの出会いで「自分」を知り、現在訪問看護師として「自分が安心できる生き方」を模索中。生きづらさを抱える人でも看護師ができることを伝えていきたい。実績:NHK Eテレ「ハートネットTV 隣のアライさん」でイラスト提供&ナレーション。

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