働き方の知識

「応援ナース・トラベルナース」ってどんな働き方?お給料や注意点などを詳しく解説!

みなさんは、「応援ナース・トラベルナース」という働き方をご存じでしょうか?
応援ナース・トラベルナースとは、看護師不足の病院や施設で、短期間のみ就労する雇用形態の俗称です。一部の病院や施設で取り入れています。

今回は、応援ナース・トラベルナースという短期間の雇用形態がどのようなものか、登録方法からお給料の実態、注意点などについて紹介していきます。

応援ナースの働き方とは?

応援ナース・トラベルナースを扱っている人材紹介会社に登録をすると、応援ナース・トラベルナースとして働く病院や施設を紹介してくれます。

雇用形態には2パターンあり、

  1. 派遣会社に登録して派遣スタッフとして病院で働く形
  2. 人材紹介会社から斡旋された病院に直接雇用されて働く形

があります。

契約期間

主な契約期間は、半年です。
稀にですが、契約期間が3ヵ月や1年の場合もあります。契約期間の終了後は、期間の延長やその病院に常勤で就職することを選べる場合もあります。契約を終了し、また新たに他の病院で応援ナース・トラベルナースとして働くこともできます。

注意点は、契約期間の延長が出来ないことや、期間終了後に常勤として入職して欲しいと求めてくる病院があることです。

そのため、勤務開始時の面談では、応援ナース・トラベルナース後の就職の意思や条件の確認をすることが多くあります。実際に働いて職場環境や生活環境が良ければ、そのまま就職を考えるのは自然な流れです。面談では積極的に自分の意思を伝えましょう。 

勤務形態

入職後は、病院の就業規則やシフトに合わせて勤務を遂行します。
そのため、2交代勤務もしくは3交代勤務の希望を明確にしたほうが良いです。中には、日勤のみの勤務形態や夜勤専従もあります。日勤から始まり、2週間〜1ヶ月程度で夜勤のシフトも始まることが多いです。 

希望休や有休休暇

基本的には、病棟の方針に合わせて希望を申請すると、希望休の取得は可能です。
有給休暇は、半年以上勤務すると取得可能です。契約期間が比較的長く、6カ月以上にならないと有給休暇の取得は出来ません。

お給料の実態

応援ナース・トラベルナースのお給料は

  1. 都市圏型
  2. 地方型

の2つに分かれます。

  1. 都市圏型は、基本給が約40万円程度と高く、病院の規定に沿った夜勤手当が加算されます。
  2. 地方型応援ナース・トラベルナースは、病院の基本給に応援手当(3~6万円くらい)と夜勤手当が加算されるしくみです。応援手当と夜勤手当は、病院によって異なります。

応援ナース・トラベルナースの基本給は高いですが、ボーナスの支給がありません
所得税などは自分で確定申告を行い、後で納付する場合があります。年収で考えると、支給額が多いとは決して言えないのが現状です。

応援ナース・トラベルナースの注意点

応援ナース・トラベルナースとして働く前に、注意する点や面接時の質問内容について、詳しくお話していきます。

契約内容に注意!

応援ナース・トラベルナースの契約は労働期間をあらかじめ決め、「派遣」として働く場合と、病院に直接「就職」する場合とがあります。

労働条件などは入職時にきちんと確認が必要です。
派遣の場合は、働き始めてから実際の労働条件が違うといったトラブルが生じた場合、派遣会社に相談すると会社が病院に働きかけてくれます。しかし、就職の形になる場合は、トラブル解決のために紹介会社が間に入って協力的に働きかけてもらえないこともあるので注意が必要です。

面接時に質問すべきこと

働きやすい職場なのかを確認する方法として「応援ナース・トラベルナースがどのくらいいるのか?」「延長する方がいるのか?」を質問してみましょう。

面接時に質問をし、実際に働きやすい職場かどうか自分で判断してから決めましょう。

応援ナース・トラベルナースQ&A

もっと知りたい!気になる疑問や質問をQ&A方式でまとめました。

Q:臨床経験はどのくらいあると良いですか?

A:経験者からの意見として、臨床経験は最低3年は必要です。基本的な看護知識・技術求められるため、臨床経験3年以下の場合は、応援ナース・トラベルナースとして働くことはお勧めしません。周りのスタッフも即戦力として期待していますので、信頼を得ることが職場に馴染むためにも必要だからです。 

 

Q:どのようなところに住んで勤務をするのでしょうか?

A:基本的には病院の寮を提供され、家具や家電付きの場合が多いです。病院によっては、ウィークリーマンションを提供されることや自分で賃貸を借りることもあります。自分で賃貸を借りる場合は、家賃補助を支給されることもあります。中には、ペットや車の持参を検討したり、看護師の夫婦で一緒に応援ナースを希望する方もいます。

 

Q:どのような看護師が向いていると思いますか?

A:アクティブで好奇心が旺盛な方や短期間だけ働く目的が明確な方が向いています。初めての土地で新しい環境に適応するためには必須です。

 

Q:応援ナース・トラベルナースをしている看護師同士の交流はあるのか?

A:応援ナースを採用している病院では、自分以外にも同じように働いている看護師がいたり、応援ナース同士で集まって飲みに行くこともあります。応援ナース・トラベルナースの実態について、お互いに情報交換をすることが多いです。

最後に

応援ナース・トラベルナースについて、詳しくお話していきました。

資格を活かしていろいろな場所で働く応援ナース・トラベルナースは、看護師としての視野が広がるのでお勧めです。

注意点を踏まえ、短期間と覚悟を決めて応援ナースを体験するのも良いかもしれません。

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応援ナース・トラベルナースについて、合わせてこちらの記事もご参照ください。

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ABOUT ME
岡野 恭子
1981年生まれ。茨城県在住。看護師歴15年。2児のアラフォーママ。 内科・婦人科・皮膚科混合病棟、外来、老人保健施設の経験を経て、現在は医療・看護分野を中心にライター活動に専念。