「訪問看護に興味があるけど、今まで訪問看護をやったことがないしどのくらいで独り立ちできるようになるのかな?」と思っている人いませんか。独り立ちまでの期間はステーションによって大きく異なります。訪問看護経験者、未経験者に独り立ちまでのあれこれについて聞いてみました。
どの程度の期間で独り立ちした?
訪問看護に転職して独り立ちというと、日常の訪問が1人で行けて、休日出勤やオンコールの対応もできるようになることが「独り立ち」のイメージではないでしょうか。独り立ちまでの期間はステーションによって大きく異なります。
アンケートによれば、「休日出勤・オンコール当番全てにおいて独り立ちできたのは半年」というのが一番多くみられました。入職してから4.5ヶ月と回答した人や3ヶ月ほどで自信がついてからという回答もありました。訪問看護の経験があっての転職では1ヶ月以内の独り立ちもあるのかもしれません。
アンケートでは、半月や1週間で独り立ちしたと回答した人もいました。訪問看護未経験の場合は、時間をかけて日常の訪問業務を身につけ、休日出勤やオンコール当番などは段階を踏んで進めていくのではないでしょうか。
1人で訪問に行けるようになるまで
1人で訪問に行けるようになるまでの期間は人それぞれです。1人で訪問に行けるようになるまでの同行回数に関するアンケート結果でもっとも多かったのは、「2~3回」でした。ほかには、「3~5回」という回答も。訪問看護経験がある人では1~2回という人もいました。
一方で、「自分が安心して訪問できるまで最大8回同行してもらった」という人もいました。回数ではなく、一定の期間で1人で訪問に行けるようになったという回答も。人工呼吸器などの医療依存度の高い患者の同行訪問は4~5回と他の患者の同行よりも少し回数が多めだったという回答もありました。
受け持ちはいつから始まった?
病棟勤務においても受け持ち制やそうでないところなどさまざまですが、訪問看護においても受け持ち制をしているところもあれば、スタッフ全員で全ての患者を担当しているところもあります。受け持ち制の場合、訪問看護に転職してどのくらいの期間で受け持ちを担当し始めるのでしょうか。
アンケート結果は、「転職して2.3週間してから」「2.3ヶ月後から」「一通り全ての患者を訪問し終えた後」などさまざまでした。受け持ちに関しても、今までの訪問看護経験がある人は入職した月から受け持ちをはじめている人もいるのではないでしょうか。ステーションのスタッフの人数にもよるかもしれません。スタッフが多ければ比較的余裕があるため時間をかけて指導を受けることが可能かもしれませんがスタッフが少なければ未経験でも入職後早い時期から受け持ちが始まるかもしれません。
休日出勤やオンコール当番はいつから始まった?
休日出勤
入職後休日出勤はいつ頃から始まったのでしょうか。中には、基本休日出勤がないというステーションもありました。休日出勤があるステーションでは、入職後3ヶ月後に始まったという人もいれば、半年後という意見も。早い人では入職後すぐに休日出勤が始まった人もいるようです。入職後1.2ヶ月後に休日出勤が始まったという人もおり、意見はさまざまです。やはりこちらも訪問看護経験があるかないかで、始まる時期が違ってくるのでしょう。
オンコール当番
オンコール当番は完全に1人で対応ができるようになったのが半年という意見がアンケートの中では最も多かったです。初めてオンコール当番をするときにフォローがあったかどうかについて、フォローがあったと答えた人は73.3%、フォローがなかったと答えた人は26.7%でした。訪問看護経験がある人では、オンコール当番のフォローがなくても問題ないかもしれません。訪問看護が未経験の人は不安が強いと思うので、最初はフォローがあると安心ですね。
独り立ちまでの期間とプロセスのまとめ
訪問看護に入職して独り立ちするまでの期間はステーションや個人の経験によって異なります。最初は誰でも上手くできず、不安なこともあります。訪問看護未経験の人は独り立ちまでに手厚い指導が受けられるステーションを選ぶと良いのではないでしょうか。職場選びの際は、同行訪問の回数や独り立ちまでの期間など確認してみると入職後のイメージができて安心だお思います。