看護師のみなさん、患者さんのケアに全力を注ぐ一方で、自分自身のケアは後回しになっていませんか?
私自身、長年の看護師勤務や家事育児で「疲れが取れない」「しっかり寝たはずなのになんだかだるい」「腰や肩が痛むことが多い」──そんな悩みを抱えることが増えてきました。
そんな折、7月に開催された「ナースまつり2025」で私の悩みを癒やしてくれそうなサロンを発見!当日は来場者向けに施術体験をされていました。しかし私は実行委員。施術体験を受けることは出来ず……。後日目黒の隠れ家サロン「Healing Dragon」に足を運び、セラピスト芝龍太郎さんの施術を受けてきました。“治療”ではなく心身を整えるヒーリング体験。では実際に訪れたサロン『Healing Dragon』についてご紹介します。
目黒の隠れ家サロン「Healing Dragon」とは
住宅街に佇む「Healing Dragon」。清潔感があり、リラックスしやすい空間。芝さんのサロン運営のきっかけとそこに込められた想いとは……?
足を踏み入れると広がる癒しと神秘の空間
「Healing Dragon」は目黒区にある完全予約制のプライベートサロン。東急東横線の祐天寺駅から徒歩5分、学芸大学駅からは徒歩8分ほどの場所にあります。住宅街にひっそりと佇む一軒家で、まさに「隠れ家」という表現がぴったり。
2階にあるセラピールームには、さまざまなヒーリングアイテムと絵画が配置されています。とても心地よく整えられた空間で、自然とリラックスできる雰囲気に包まれていました。特に印象的だったのは、芝さんの娘さん(美大卒)が描いたという龍の絵画。「龍のすみか」というタイトルのその作品は、古代の海を泳ぐ神秘的な生き物を表現していて、サロン全体の神秘的で温かな雰囲気を演出していました。

セラピスト芝龍太郎さんのサロン運営の思い
芝さんは元会社員。50歳頃に企業生活での心労を経験し「自分自身の手で人々へ健康や癒しを提供したい」という思いが芽生えたそうです。印象的だったのは「治してやろうなんて思っちゃだめ」という芝さんの言葉。問診をしっかりして、一人ひとりに真摯に向き合いお客様の持ってる自己治癒力を高める、という姿勢が伝わってきました。芝さんは、より質の高いボディケアを提供したいとの思いから、現在も学び続けています。通っているのは、WHO基準のカリキュラムを備えたオステオパシースクール。世界基準の知識や技術を取り入れながら、施術の質を高める努力を惜しまない姿が印象的でした。さらに、芝さんは『人を癒している看護師さんたちこそ、いつ自分自身をケアしているの?本来看護師さんこそ、癒やされてまた仕事を頑張ってほしいのに……』とおっしゃっていて、私たち看護師を気遣う様子が伝わってきました。だから、ナースまつりにも出展してくださった、と納得です。自身の企業生活での心労体験があるからこそ、私たち看護師の心身の疲労パターンを深く理解してくれる貴重な存在だと感じました。
CS60とオステオパシーで体験する極上の心身ケア
「Healing Dragon」では、CS60とオステオパシーという2つのアプローチを組み合わせたボディケアを受けることができます。どちらも体本来の力を引き出し、心身のバランスを整えることを目的としたケア。ここでは、私が実際に受けてみた体験をもとに、その特徴や感想をレポートします。
ていねいな説明と問診
まずは問診票を記入。書き終えると問診票にそって、芝さんが体の様子を確認してくれます。私は半年ほど前から右の肩の痛みが強くなっている点と、背骨や肩甲骨のあたりが、慢性的に痛いことを伝えました。問診に加えて、CS60がどのような器具でどのような理論でどのような効果が出るのか、オステオパシーはどのような概念で、どのように施術していきどんな結果をもたらすのか、などをていねいにわかり易く説明してくれました。また、CS60での施術で痛みを感じる方もいるようで、痛みに弱い方にはCS60での施術を控えることもあるとのことでした。芝さんのていねいな説明は、どんな施術かイメージできていない人にとって「とても安心材料になる。」と感じました。また、ちょっとしたことではありますが、問診票記載時に出してくださった自家製の炭酸水、これがおいしい!!普段炭酸水は飲まない私ですが、口当たりのいい炭酸水でごくごくといただいてしまいました。

CS60とは
まずは、施術に欠かせないアイテムのひとつ「CS60」についてご紹介します。CS60は、日本で開発された手のひらサイズのヒーリングデバイス。銅とアルミニウムで作られており、電源を使わずに体の上をすべらせることで、リラクゼーションを促してくれます。医学的な治療機器ではなく、あくまでリラクゼーションやボディケアの一環として使われるものです。芝さんによると、CS60の内部には磁力をもつパーツが組み込まれており、「体内を流れる微弱な電流(生体電流)のバランスを整えるような感覚がある」とのこと。施術者自身も体が軽くなるように感じる場合があるそうです。刺激の感じ方には個人差があり、痛みを感じる場合は力加減を調整したり、必要に応じてCS60を使わずに施術を行うこともあります。
オステオパシーとは
芝さんの施術は、CS60×オステオパシーという合せ技。ちなみに、オステオパシーってご存知ですか?お恥ずかしながら、私は芝さんに出会うまで知りませんでした。
オステオパシーは、体の構造(Structure)と機能(Function)のバランスを重視し、筋肉・骨格・内臓・神経といった全身のつながりにアプローチするボディケア法です。
日本ではまだ一般的ではありませんが、アメリカでは医師免許として制度化されており、ヨーロッパやオセアニアでも国家資格として認められています。
芝さんによると、「CS60で表面をケアし、オステオパシーで内部を整える」ことで、より深いリラックスとバランスの回復を目指すとのこと。
現在も世界基準のオステオパシースクールで学び続けており、その探究心と丁寧な説明からも、安心して身を任せられる信頼感がありました。

施術体験とその後の変化
さて、いよいよ施術です。
事前の説明の中で、芝さんから「女性はくすぐったく感じやすい方が多いんですよ」とお聞きしていましたが、私はまったくくすぐったさを感じませんでした。
施術台に上がると、芝さんのほどよい声量と落ち着いたトーンでの「痛みはないですか?」「大丈夫ですか?」という声かけが心地よく、空間全体からも安心感が伝わってきます。気づけば肩の力が抜け、自然とリラックスしていました。
私自身、痛みを感じることもまったくなく、CS60を使った施術は「ちょうどいい心地よさ」。やさしく撫でられているような感覚で、体の奥のほうからじんわりと温かくなっていくのがわかりました。施術が始まって間もなく「あれ?電気毛布でも敷いてますか?」と聞いてしまったほどです。
その心地よさはどんどん全身に広がり、いつの間にかまぶたが重くなっていくのを感じました。眠ってしまうのがもったいないほど気持ちよく、けれど抗えないほどの深いリラックス──そんな、まさに“癒やしに包まれる時間”でした。今回90分間施術を受けましたが、90分は心地よすぎてあっというまでした。
施術直後には、肩が軽くなったように感じ、右肩の痛みも和らいだように思いました。「あ、本当に芝さんが問診時に説明してくださった通り!」と感じたのですが、驚くのはその後。実は芝さんから「3日間くらいは逆に不調を感じることもあるかも……」とお聞きしてました。けれども、翌朝は、目覚めがよく、右肩の違和感も前日より軽くなったように感じました。ただ、正直にお伝えすると、なぜか味覚に違和感が……。施術後芝さんが「お加減はいかがですか?」とご連絡くださったので、正直にお伝えしたところ症状出現について考えられる点を解説してくださいました。アフターフォローもしっかりしていただけて、より安心感がありました。ちなみに、味覚の違和感は芝さんのおっしゃる通り4日目には消失していたので、これまたびっくりでした。
なぜ看護師にHealing Dragonをおすすめするのか
看護師は患者さんのケアに全力を注ぐ一方で、自分自身のケアは後回しになりがちです。しかし、心身の疲労を溜め込んだままでは、本来のパフォーマンスを発揮できません。「Healing Dragon」の芝さんは、企業での心労体験から、働く人々の疲労パターンを深く理解されています。特に「看護師さんこそ癒やされて、また仕事を頑張ってほしい」という想いを持ち、私たち看護師に寄り添ってくれる貴重な存在です。完全予約制のプライベート空間で、丁寧な説明とアフターフォローもあり、安心して施術を受けられます。心身を整えることで、また明日から患者さんに向き合う力が湧いてくる。看護師だからこそ、自分自身のケアを大切にしてほしい──体験した私だからこそ「Healing Dragon」をおすすめします。
🏘️〒153-0053 東京都目黒区五本木 2-28-2
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☎070-3332-1600


