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未来をキャリアデザインした就職・転職・離職をサポートしたい!看護師の多様な働き方を発信するメディア 「看たまノート」【ナース図鑑】

野村奈々子さんの写真

看護師不足と看護師の離職率の高さが問題になっています。しかし結婚や出産といったライフステージの変化で職場の変更をせざるを得ないことも多いと思います。実際新卒で勤めた病院を20代で辞めている人は74%というデータもあります。

近い将来、離職や転職を経験することになるかもしれないと感じた看護学生が「今できること」を考え、立ち上げられたWEBメディア「看たまノート」。現役の看護学生の日常や思いだけでなく資格を生かした看護師の多様な働き方や生き方についても発信しています。「看たまノート」が生まれたきっかけや運営方法、これから目指す未来像について、代表の野村奈々子さんに聞きました。

笑顔の女性看護師

この記事はYouTubeの「ナース図鑑LIVEnow」のインタビュー動画をもとに、ナースLabのライターが作成しています。
動画を見たい方は「再生ボタン▶」をクリック!

目次

野村奈々子さんは現役看護学生

-自己紹介をお願いします

愛知県名古屋市出身で岐阜大学で看護を専攻している大学生です。高校生のころ看護職の働き方や働く環境に興味を持ち、看護学科に進学しました。現在は、勉学や実習の合間を使って看護学生を対象にしたWEBメディア「看たまノート」を運営しています。

未来のありたい姿を思い描くきっかけを生む活動

屋上で微笑む看護師たち

-今の活動になったきっかけは?

私はもともと「看護師さんてすごい人気の職業なのに、辞める人が多いのはなぜ?」という疑問を抱いていました。そして、日本の看護師不足が解消されない現状と離職の理由から、看護学生の誰しもが近い将来にやむを得ず転職や離職を経験する可能性が高いのではないかと感じています。

そんな大学生活の中で、「看護学生の多くは、自分のありたい姿を思い描く間もなく、大学を卒業していく人が多い」ということに気づきました。「看護学生だから看護師になる」というのではなく、資格を生かす生かさないに関わらず「どんな自分になりたいか」を考えないといけないと思い始めたのです。その後、キャリアについて学ぶ機会があり「看護学生がキャリアについて考えるメリットは何か?」と考えていくうちに、「資格をとった後に自分らしい生き方を探求し続けられること」につながるのではないかと結びつきました。そこから「キャリア支援」としてWEBメディアで情報を発信することを決意しました。

 「看護たまノート」では現役看護学生の日常や体験だけでなく、看護学生が交流できるイベント情報や先輩看護師の働く姿・生き方なども取り上げています。 看護師資格を取ることがゴールになりがちな看護学生ですが、将来資格を手にした後、「どんなことがしたいか」「どんなところで働きたいか」を考えることが大切です。看護のことしか見えなくなりやすい世界の中でも、​​​​​​視野を広げて、未来のキャリアを考えるきっかけとなる情報を発信しています。 

-「看護たまノート」運営のチーム作りは?

記事のライティングは、基本的に看護学生で行なっています。海外で活動する看護師に依頼することや、プロジェクトを発信したいという希望があれば主催者に記事を書いてもらう事もあります。メディアの立ち上げから少しずつ記事を制作して、記事数は330本程(2022年12月現在)まで増やすことができました。記事編集や画像・構成を整えるのは私が1人で行なっていて、メディア内の統一感なども維持できていると思っています。 メディア運営の他にもフリーペーパーを作成し看護学校などへ配布も行ってきました。

-挫折やつらかったことは?

本業が学生なので勉強と実習をしながら限られた時間の中での制作作業や運営の連絡が大変に感じることもありました。フリーペーパー「看たまブックス」を制作した時は、実習の隙間時間を使ってデザイナーさんと連絡のやり取りをしていましたし、長い記事を指定サイズに編集する作業は知人の手を借りてできたことです。多くの人の協力と応援があって完成した「看たまブックス」は、朝日新聞のデジタル記事で取り上げてもらうことができました。多くの人に見てもらえた時は嬉しかったです。

-「看たまノート」を発信している中で気づきはありましたか?

「看たまノート」のコンテンツを制作・発信している中で、「生き生きしている看護師はなぜ?共通点は?」という視点が生まれました。見えてきたものは、その人にしかできないことに自分のミッションを感じているところがあるということです。また、看護師として働くことが 「私のありたい姿」「自分が担うべき役割だ」と思えている人は輝いているなと感じています。

自分らしいキャリアを考える時にアクセスできるメディアを目指して

スマホとパソコン

-今後したいことは?

「看たまノート」が看護学生にとって当たり前のコンテンツになることができたらいいなと思っています。

看護師に限ったことではありませんが、学生時代に資格を取っても「どんなふうに働きたいか」と考える機会が乏しい現状ではありませんか?

特に看護学校は、ときに学生に届く情報が限られていると感じることがあります。そんな現状でも自分の未来のために自ら情報をキャッチしに行くことができる学生が増えてほしいと願っています。また、自分のキャリアを考えるときに必要な情報にアクセスできる環境が整っていれば、具体的に未来の自分を思い描けるようになると考えています。

自分らしさを自ら探求していく看護学生が増えたなら、やりがいを持って「今が一番楽しい」とイキイキ働ける看護師が増え、医療現場も明るい未来になるのではないかと感じています。

-看護師の皆さんへのメッセージ

看護学生が実習で出会う医療現場の看護師さんは数が限られています。限られた数少ない看護師さんにしか出会えないからこそ「こんな看護師さんになりたいな」と思う看護師さんであってほしいなという願いがあります。「看護学生を育成するぞ!」「看護学生に後ろ姿を見せるぞ!」という心意気を見せていただけると、その姿を見る看護学生は、希望を持って現場に出ることができます。希望を持って卒業することができます。かっこいい後ろ姿と意気込みでお仕事や学生と向き合っていただけると嬉しいです。

まとめ

いま看護師として働く中で、過去の自分が思い描いた姿やなりたい自分を見失っている人も少なくないと思います。看護師は、離職率が高くやりがいだけでは言い表すことができない職業ですが、出産や育児などライフステージの変化に応じて様々な働き方ができること、国内海外を問わず活躍できる現場や環境がたくさんあることは大きな魅力といえます。WEBメディア「看たまノート」では、自分らしさを大切に輝ける場所を自分で選び活躍している看護師仲間の声が多数発信されています。看護師経験があるからこそ共感やイメージができる内容です。また、転職や離職に悩み孤独を感じがちな時に参考になるコンテンツです。ぜひ「看たまノート」を訪れて未来のありたい姿や自分らしさを大切にした働き方を考えるきっかけにしてみて下さい。

看たまノート

看たまノートURL:https://kangotamago.com/

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この記事を書いた人

看護師歴は病院勤務(呼吸器内科6年、神経内科2年) 、デイサービス、訪問入浴を経験後に結婚。2児を出産後に訪問看護師と6年勤務。現在は子育て優先の生活を叶え在宅看護師ライターとして活動中。

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