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「自分らしく生きる」を支援する看護師×キャリアアドバイザーの働き方【ナース図鑑】

看護師の白鳥裕子さん
  • 新しい分野でステップアップしたい
  • 家庭の事情で職場を変えたい

看護師として働く中で、さまざまな理由で転職を考える人は多いのではないでしょうか?転職を希望する際に力になってくれるのが、働き方や職場選びをサポートするキャリアアドバイザー

今回ご紹介する白鳥裕子さんは、看護師専門のキャリアアドバイザーとして活動しながら、美容クリニックで働く現役看護師。素敵な看護師を紹介する美人看護師図鑑というインスタグラムの運営者でもあります。

自分も看護師だからこそ、看護師の気持ちを理解したサポートができる。その想いで活動する、白鳥さんの新しい働き方をご紹介します。

笑顔の女性看護師

この記事はYouTubeの「ナース図鑑LIVEnow」のインタビュー動画をもとに、ナースLabのライターが作成しています。
動画を見たい方は「再生ボタン▶」をクリック!

目次

転職支援を行いながらインスタグラムを運営

―現在どのように活動されていますか?

看護師の転職支援がメインの仕事で、美容クリニックでもパート看護師として週に2、3日働いています。

仕事とは別ですが、インスタグラムで素敵な看護師を紹介する美人看護師図鑑を運営してるんですよ。今年は新型コロナウイルス感染症の影響でできませんでしたが、ミス・ナース・ジャパンという看護師だけのミスコンテストの企画も行っていました。

―美人看護師図鑑を始めたきっかけは?

インスタグラムを利用する中で、可愛い看護師さんがたくさんいることに気づいたんです。そこで「美人の看護師を集めたい!」と思ったのがきっかけですね。

―どのように運営しているのですか?

2018年から始めて、ずっと一人で運営しています。毎日可愛い看護師さんをインスタグラムで探して、私が気になった人にダイレクトメールで連絡をしています。

許可がもらえたら、プロフィールを書いてもらってインスタグラムに投稿するという流れです。これを続けるうちに、いつの間にかフォロワー数が増えていました。

美人看護師図鑑のInstagramアカウント

美人看護師図鑑の4人の看護師

転職相談の経験から始めた看護師のサポート

―今の働き方になる前は何をしていましたか?

看護専門学校を卒業して、急性期の内科と外科の混合病棟で3年間勤務し、そこからの3年間は夜勤専従として働きました。

夜勤専従は月に9回ほどの夜勤で、1カ月のほとんどが休日のようだったのでプライベートを充実させることができましたね。夜勤専従で働きながら、転職支援の仕事も始めていきました。

―転職支援の仕事を始めたきっかけは?

一般職の転職支援会社で働く知り合いから、医療分野の転職支援を始めるから手伝って欲しいと言われ手伝っていたことがあったんです。でもその会社の内情がひどくて。

転職して半年くらいたったら、求職者さんに連絡してグチを聞き出してまたやめさせて転職させて……とか転職支援会社の裏側を見てしまいました。

同じ看護師としてすごく切ない気持ちになって、これは自分たちできちんと看護師の目線で支援をしなきゃと思ったことがきっかけです。

―看護師が看護師の支援を行うことの反応は?

相談を受けたときに「わかってもらえてうれしい」と良い反応をいただくことがあります。同業者からの言葉だと、現場を知っているからこそ説得力があったり共感できたりすることがメリットだと思います。

キャリアアドバイザーが実践する美容クリニックでの働き方

美容クリニックの看護師

―美容クリニックは人気があると聞きますが実際はどうですか?

美容クリニックは社会人を相手にするので、ある程度社会経験がある20代後半くらいの方が優遇されることが多いですね。実際に新卒での美容クリニックの求人は、以前より減った感じがします。新卒からではなく、経験を積んでから働くのが良いと思っています。

―美容クリニックのお給料は?

美容クリニックのお給料は、3~5年目の看護師だと30万円スタートが多いです。金額の差はありますが、管理職になると給料が上がります。

売り上げ目標の達成でボーナスが出るクリニックもあり、少ないところでは数千円、多いと5~10万円ほどもらえることもあるみたいです。自由診療だからこそ、(病棟とは違う)給料アップの希望があるんですよ。

―美容クリニックでプライベートを重視できる働き方はできますか?

パートや単発の派遣として働く方法が、手っ取り早いと思います。ただパートとして働く場合、ある程度の実務経験を求めていることが多いですね。最初からパートとして働くのではなく、常勤として働いて経験を積んだ後にパートに移行するという方法がおすすめです。

自分らしく生きる人を増やしたい

キャリアアドバイザーの看護師

―美人看護師図鑑を運営して感じていることはありますか?

働きながら好きなことを発信し、自分らしさを大切にしている人は素敵だと感じています。ダイレクトメールで受け取るプロフィールの内容を通して、いろいろな人の看護師としての働き方や考え、幅広い活動内容を知る機会が増えました。

みなさんの活動を聞く中で、看護師として働きながらジムのインストラクターやモデルをしたり、趣味でゴルフをしたり、自分らしさを表現している方が多いことに気づいたんですよ。多様な働き方をしている人が多いので、写真だけでなく、投稿内容の文章もぜひ読んでもらいたいですね。

美人看護師図鑑のInstagramアカウント

―今後のビジョンを教えてください

看護師を含めた多くの女性が、自分らしい人生を過ごせるお手伝いをすることが夢ですね。

「看護師だから病院でしか働けない」「親に言われたから」と言わずに、自分がやりたいことをどんどんやっていって、働き方や生き方の選択肢はもっとたくさんあるということを伝えていきたいです。

私が運営する美人看護師図鑑やミス・ナース・ジャパンでも、いろいろな生き方に触れることができると思うのでぜひ多くの人に知ってほしいと思います。その他にも、転職に関する支援だけではなく、女性同士が働き方や生き方について相談し合える場所づくりもしていきたいと思っています。

インタビュアー:斎藤利江

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この記事を書いた人

1988年生まれ。北海道出身、看護師歴5年。産婦人科、新生児室、健診を経験。20代後半に韓国留学し韓国人の夫と出会い結婚。現在は2児の子育てをしながらライター活動も行っている。バイリンガルを活かし、韓国でも看護師免許取得に向けて勉強中。今後は予防医学を深め、多くの人に伝えていきたい。ブログでは韓国生活など情報発信中!

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