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ママ看護師から副編集長へ華麗な転身は苦悩から始まった【ナース図鑑】

今回ご紹介するのは看護師とライター業の兼業期間を経て、現在はメディバンクス株式会社で看護情報誌「ナースマガジン」の副編集長として活躍されている中澤真弥さんです。

中澤さん自身、初めは執筆への苦手意識すらあったといいます。しかし看護師のコミュニケーション能力や調整していく看護スキルは、ライターの世界にも通じるものがあると言います。
中澤さんは看護師、ナースライターを経て、現在副編集長になりました。

子育てとの両立を第一に考えた結果、臨床の現場を離れても、執筆業を通じて看護の発展に貢献していくことを選ばれた中澤さんは、新しい環境でどのように考え歩んで来られたのか、お話を聞きました。

目次

ワンコインから始めてつかんだライターへの道

―お子さんが生まれてから看護師になられたそうですが、さらにそこから看護師ライター、現在は編集者としてご活躍されていますが、今の道に進まれたきっかけは何でしたか?

子どもを出産してから看護の道に進み、就職してから看護師の現場の仕事と家庭の両立をしていく大変さを目の当たりにして、この先続けていくのは難しいと感じました。
三児のワンオペ育児をしていて、在宅で働けたらと考え動き出したことがきっかけです。
初めは、初心者から応募のできるクラウドソーシングサイトで大量のワンコインの仕事にひたすら取り組んでいたこともありました。

大きなきっかけとなったのは、執筆業界でご活躍中の方が近所で講演をされる機会があることを知り、帰りに挨拶に行こうと決めて行動したことでした。
講演会参加に向けて準備をし、当日、用意していた原稿を渡してみる、という積極的な行動をしたことがターニングポイントになりました。
その後、看護師経験があることが注目され、その方から後日、医療に関するコラムの仕事でお誘い頂くことができました。
そして、取材の経験を積んでいく場を得られた事が今につながっています。

仕事の醍醐味は創造性と高揚感

-子育てとの両立を目指して在宅で働けるライターとしての道を歩もうと考えられたのですね。執筆の仕事は看護の現場とは違った大変さもあるかと思いますが、これまで、どのように乗り越えてこられてきたのか、教えてください。

書くこと、話すことは昔から得意とは言えず、むしろ苦手でした。しかし、看護師として記録などを書く機会もあり、書くこと、伝えることは看護経験を活かせるのではないかと考えました。
文章を生み出すことは、今でも苦しいと思うことは時々ありますが、「クリエイティブな仕事をすることで得られる高揚感」があることも、この仕事の醍醐味だと思います。
大変な時も、この苦労を乗り越えたら、また次のステージに行ける気がするので頑張れるのだと思います。
苦しい時期は種まきの時期だと割り切って踏ん張ることも大切だと思っています。

「自分にしかできないことをする」「不器用でもいいから、行動してお仕事をする相手に示していく、お返ししていく」という姿勢で仕事をしています。
病院では経験してこなかった、名刺交換の方法やメールの送り方などのビジネスマナーを独学で、時には失敗をしながら、日々学んでいます。
恥ずかしい思いもしましたが、「できない自分も受け入れる」ことで、その過程もみんなに見せていこうと考えました。そうする事で応援してくださる方が現れてくださったように思います。私一人の力ではここまで、来られなかったと思います。皆さんに感謝です。

まずはやってみることから始めよう!

―現在の看護師向け情報誌の副編集長の仕事で大切にしていることを3つ教えてください。

まず「コミュニケーション」です。
現在の仕事はリモートでのやり取りが多くなるのですが、毎日、仕事の進捗状況だけでなくメンバー全員の体調も把握するようにしています。

次に「ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)」です。

そして「楽しさ・やりがい」です。
人生においても仕事においても、やはり楽しさというのは大事にしたいと思っています。
仕事は苦しさがあるのは当たり前だと思っているんです。その中でも楽しさを忘れずにいたいと思って取り組んでいます。 

―子育てと仕事の両立の為に工夫されていることを教えてください。気持ちの切り替え方はどのようにしていますか?

忙しいですが、子どもたちとお風呂や食事の時間は一緒に過ごせるようにするなど、意識しています。
子育てをする時間と、仕事の時間をきっちり分けている方もいると思いますが、私の場合は無理に時間を分けようとしないで、リビングの一角を事務所のようにしています。子育てをしながら仕事も進めていくような形で、臨機応変にしていく方法が自分に合っていると思います。家族とのコミュニケーションをとる事も大切にしています。

―中澤さんのように看護師ライターなど、新しいことに挑戦したい方にメッセージをお願いします。

私と同じ執筆の仕事をして、私よりもできる人はたくさんいると思っています。
でも、やる前に出来ない、と思って諦めている人も多いのではないかと思うのです。
書きたいと思う人はどんどん挑戦してみて欲しいと思います。

まずは目標を決めて、3年などの期限を決めてやってみる。やってみてからできない、となったら、そこで次のことを考えたらいいのではないでしょうか。

今も楽しい仕事ばかりではなく、苦しいことも多いけれど、それを乗り越えることによって新しい何かを学び、成長できると信じています。そしてどんな困難があったとしても、こうした経験に救われているので、皆さんもまずはやってみることを大切にして欲しいと思います。

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この記事を書いた人

看護師、糖尿病療養指導士、医療的ケア教員。卒業後、民間・公立病院内科系にて急性期から慢性期、行政、教育分野を経験。第一子産後に大学へ編入・卒業。看護師✕〇〇へ挑戦中。得意分野は会話術・アロマ睡眠。

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