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ハンサムボイスNバクが伝えるナースがハッピーになるメンテナンス方法【ナース図鑑】

Nバクアイキャッチ画像

「働く医療者を元気に」をコンセプトに情報発信をしているNバクさん。働くモチベーションがアップし、現状突破をするヒントをあたえてくれます。

現在は、YouTubeやSNSでの発信以外にも、著書「仕事も人間関係もうまくいかないあなたへ」が7月29日に刊行されました。

そのNバクさんから、病院を出て活動するきっかけから医療者向けに心と体のメンテナンスの極意までお聞きしました。

笑顔の女性看護師

この記事はYouTubeの「ナース図鑑LIVEnow」のインタビュー動画をもとに、ナースLabのライターが作成しています。
動画を見たい方は「再生ボタン▶」をクリック!

目次

病院の外だからこそ伝えられること

―これまでのキャリアを教えて下さい。

看護師経験は15年です。手術室やICUで勤務し、その間に管理職も経験しました。

2020年に病院を離れ独立、「Nバク」という活動を立ち上げました

ナースが働く上で職場内にたちはだかる「壁」やその乗り越え方について、自分の看護経験と共にビジネススキル・経営学・社会学・脳科学・心理学などを掛け合わせていくスタイルで、主にSNSで情報発信を行っています。

―独立し病院の外から情報発信をするようになったきっかけは?

30歳をこえたころから「35歳のタイミングで舵をきって大きなチャレンジをしたい」、と考えていました。そして病院内で管理職の立場になった時、新人でもベテランでも普遍的な問題を抱えていることに気付きました。

この普遍的な問題に対して、病院の外から一つでも解決できるようテクニックやマインドなどの情報を知ることができればナースはハッピーになれると考えました。現在はYouTubeやSNSでの情報発信以外に、1対1でアドバイス出来る個別コンサルも行っています。

問題を抱えるナースがハッピーになるために

―問題を抱えているナースに対してどのようなことを伝えたいとお考えですか?

ナースが働く現場では、毎日の業務が多忙で、非常に多数で多様な人と関わらなければなりません。このため、感情労働、肉体労働、頭脳労働が重なり疲弊する場面が多数存在します。

そのため発信の内容は、疲れている心と体をメンテナンスし健康になれるような内容を届けられるよう心がけています。

私は、ナースという仕事は自分自身の幸福度のチューニングをしやすい仕事だと思います。

ナースが元気で笑い、幸せになると医療業界も笑い、様変わりすると本気で思っています。

そのために、明日も現場ではたらく人たちに明日困っていることに対して話を聞き、支え、背中を押し、元気にすることができるような活動をしています。

―活動の中で気づいたことはありますか。

ナースは、他者に対して親身になれますが、逆に自分は雑に扱いメンテナンスが滞る方が多いです。勝手なイメージですが、苦しい痛い不安など負の状態に対して寄り添い、代弁し解決することが多い仕事だからでしょうか。

自分のことを1番に考えていたくても目の前に苦しんでいる人がいたら駆け寄ってしまう方が多いと思います。だからこそ、ナースは自分自身のしんどさには雑な解決策しかできない。客観的に見て自分を甘やかし足りない、自分の機嫌を取り足りていないと感じます。

また、仕事という1つのコミュニティだけに縛られる方も多いと感じます。仕事以外の自分らしい生き方が出来る場所、コミュニティも必要だと思います。

私は、24〜25歳の時に音楽を始めました。ナースと音楽の二重生活で体力的にしんどいはずでしたが、ずっと元気に過ごせていました。それは心を元気にする自分を出せる場所だったからではないかと感じます。

そういうところで、家と職場以外の自分らしくいれる、自分を甘やかせることが出来るコミュニティが必要だと思います。

頑張るエンジンをおろし幸せになる

―今後の活動について

活動当初は「頑張るナースに捧ぐ」をキャッチフレーズにしていました。しかし、活動していくにつれ、頑張っている人に頑張るという言葉を重ねる必要はないと気づき、「はたらくナースに捧ぐ」に変わりました。

そして、現在はナース以外の職種の方に登録、コメントをいただけるようになりました。これからも職種に関わらず仕事をしていく上で、しんどいことや面白くないことはあり続けるとおもいます。その中でいかにしなやかにいられるか、自分自身がどうかわしていけるか超えられるかをYouTubeで発信したい。そのため「はたらく医療者を元気に」とかえました。

そして、YouTubeではどうしても画一的な発信になってしまいます。そのため、個別で悩みを抱えてらっしゃる方に対してはコンサルで1対1の対話の中でその方にあった具体的な解決策を提案していく活動も行っています。

1対複数での悩み解決はYouTubeで、1対1での悩み解決にはコンサルで解決できるような活動を今後も行っていこうと思っています。

―最後に頑張るナースに向けてメッセージを

私は、自分がハッピーになっていないと人を助けることができない、誰かのために何かをするということを仕事にした以上、義務として自分が幸せでないといけないと思っています。そして幸せになるためには、頑張るエンジンをおろして、自分をあまやかしたり、メンテナンスをしたり、心も体も健全になることが必要です。

頑張るエンジンを下ろす暇がないという意見もあります。たしかに現場ではおろすことは難しいと思います。

でも、現場以外の移動の時間やプライベートの時間に、ふっとどこかで悩んでいると思うのです。できれば思い出さないようにしてもらいたいのですが、逆に思い出せないように何か別の集中できるものを新しく持ってみる、考えないような環境にする、趣味を持つことが良いと思います。

何かをこつこつ作るといったことで集中すると、仕事とは違う脳が使われます。そうすると頑張るエンジンは降ろされ、良い形で思考は分散されます。このことが心を健全に近づけるきっかけ作りになると思いますので試していただきたいです。

まとめ

今回は2021年7月20日にナースライフバランス研究室で配信されたNバクさんの対談をまとめました。

対談では、Nバクさんの情報発信が多くの医療者に支持される理由の一端を知ることができました。そして、YouTube構成やコンテンツ作りの裏話、頑張るエンジンを下ろす具体的な方法も含め、ここでは紹介しきれなかった情報も多数あります。

お時間のある方は是非動画の視聴をおすすめします。明日から元気に看護に向き合えるヒントが満載です。

YouTubeリンク

Nバク【働くナースに捧ぐ】 – YouTube

インタビュアー:西山妙子
ライター:浜茄子

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この記事を書いた人

新潟県出身。2000年卒業し看護師生活をスタート。兄も利用していた小児療育施設に勤務を経て、4月からはクリニック勤務とライター活動を行う。
今年びっくりしたことは、中学3年生の一人娘が仮面ライダーとインド映画にはまりすすめられたこと。娘、君の趣味は何処にむかっていくんだ。

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