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シングルマザーでの起業。リスクが少ないからこそ、このタイミング。 ~FP高梨子の家計も大公開~

私、会う人会う人に、「何で看護師辞めたの!?」「なんでそのタイミングなの!?」とよく言われるんです。

実は離婚したのは次男が生まれる1ヶ月前。
産休時期に入ってから離婚退職地元に引っ越し出産(帝王切開)というスケジュールでした。
臨月なのに3週間でそれまでの生活を全てリセットです。


貯金は少なく引っ越しで使ってしまいましたが、出産するときにはすでに起業のことも視野に入れていたので、その後の働き方も全て計算して動くようにしたんですよね。
なので、不安を最小限にして起業することができました。これから私の起業ストーリーをご紹介してみます♪

目次

もらえるものはしっかりといただく!

ご存じの人もいると思いますが、看護師でフルで働いていた状態ですと、離婚しても実は児童扶養手当という母子手当はほとんどの場合もらえないんですよね。
さらに退職経験がある人ならイメージつくと思いますが、住民税や健康保険料、保育料など全て、前年度(もしくは前々年度)所得の状況に応じて計算されるため、収入がない状態だとしても支出だけは多い状態になってしまいます。

地域によっては免除制度などあったりしますが、私が住んでいる町ではダメでした・・・。
「出産・育児で働けない」=「収入源は断たれてしまう」
わけなので、収入確保は必須です。

例えば、出産手当金だったら退職する場合でももらえる方法があります。退職するタイミングなど間違わなければもらうことができるんです。こんな風に様々な給付金を調べました。


最終的に私の場合は、産後の収入は出産手当金、手術給付金、退職金、復職したときの基本手当金・再就職手当金などが主なものとなりました。
あとは2級FP技能士は一般教育訓練給付金の対象だったため、資格取得のための講座費用も一部戻ってきています。

内訳は・・・

*退職金 60万円
*手術給付金 20万円
*出産手当金 60万円
*基本手当 30万円
*再就職手当 13万円
*就業定着金 9万円


これらの公的な給付金は自分で申請をしなければもらえないものです。
せっかく税金や保険料を納めているので、申請することでもらえるのであれば、しっかり申請しましょう!

副業・起業時期はより多くの資金があるに超した事はありません。

副業・起業、開業届の提出もベストなタイミングはその人によって違う。

企業までのスケジュール

私は資格を取るための勉強時間も確保したかったので、どうしてもその間の生活費はとても重要でした。給付金の申請や求職活動も先の状況をイメージして計画を立てています。

日本の今の制度は、基本的に前年度(前々年度)所得がベースになるので、離婚したてでも、出産・育児があっても退職後1年目はとても支出が多くなります。これは制度の問題なので変えることができません。

なので、退職前から住民税は、保険料は・・・と退職後の支出のイメージをより具体的にあると、そこに向けて対策を取っていくことができるんです。
私の場合は2年後がちょうどいい時期だと思ったので、そこに向けて色々動いていました。

この給付金のもらえるタイミングと支出の項目など、人によって全然違いますよね。住んでいる環境や家族などの背景、勤続期間によっても変わります。

本を見てこの時期に起業するといいよなど、書いてあってもその人に合った状況とは違うので参考にならない場合があるんです。

まずは2~3年の状況を書き出してみましょう。

今の生活費は10万円。労働収入0円でも生活できるときがある

生活費の話をすると、これも驚かれるんですが、子ども2人と犬2匹で毎月10万円で生活できています。
家賃はかからず、光熱費、食費、雑費、国保、生命保険、通信費、車のローンで10万円以内です。そこに、交際費や広告管理費用など事業費がかかってきます。

家計の見直しは、副業・起業を考えているのであればより重要課題だと思います。
より多くの資金や時間を投資できると、その分成果が出るまでの時間も変わってきたりしますよね。そして、焦りや不安も最小限にできるので、大きく困っていない・・・という人でも家計の見直しはやっても損はない、むしろプラスになると思います(*^-^*)

高梨子の家計はこう変わりました。(ピンクの養育費は自己投資や子どもの服などに回してます。)

家計

固定費は

固定費の概算

こんな感じで変わっています。

もらえるもの、最小限の生活費、色々計算して計画を立てた結果です。
考え方がすごく大きく変わったので、浪費ががっつり減りました!


この生活ができるのも、自分の中でどれくらいの時期までに、どんな生活をするのか、いきなり起業ではなく、副業時代もしっかり計画を立てていたことで、今安心して生活ができるのです。

私の中では、看護師だけの人生の方がカラダも精神的にも大変だし、将来一定額以上の収入は望めないので、今、子どもが小さくて支出が少ないうちに色々作り上げることが一番いいタイミングだなと判断しました。

さいごに

看護師として病院に勤めていなくても、看護師の経験はいろんなところで役立ちます。そして、看護師を元気にしたいという思いの方が強くなり、シングルマザーだけど、起業という選択を選ぶことにしました。

でも看護師という資格は、いつでもどこでもすぐに働けますよね。私は急性期の総合病院で10年間勤続していたので、その経験はすごく強みになっています。だからこそ、通常より少ない不安で戦うことができています。

ぶっちゃけて、私の今の状況ってかっこいいものでもないし、うらやましがられる生活をしているわけでもないです。他の人から見たら酷い生活かもしれないけど、我慢したり、すごく不満を抱いているわけでもないのです。

今は、「生きていればいい」と、とてもシンプルに生きています。

環境に恵まれているから、生活は成り立っていますが、そんな生活に価値を感じられるようになったのも、考え方を変えられたおかげだと思います。
ものがあふれている豊かな時代だからこそ、本当の価値というものを見つけていくのも必要なのではないでしょうか(*^-^*)
これもFPとしては重要な経験です!

それでも、将来のためには収入が増えることは必須なので、今、頑張っているところです♪   まだ、始動してから4カ月ここからの成長、見守っててください★

コラム執筆者
看護師FP 高梨子あやの  HP:https://www.fulfillingdays.com

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この記事を書いた人

HaMaLife代表 。シングルマザー専門の看護師FP 高梨子あやの。2人の男児を育てるシングルマザー。長男出産後、復職をした際に月80時間を超える残業とひどい夜泣き、ワンオペ育児で抑うつとネグレクト状態となり休職。同じタイミングで元旦那が失業したため、回復していない状態でフルタイム復職。その経験を通しママは働き方を変えたくてもお金の問題から働き方を変えられないと実感する。2人目出産前に離婚したが、復職後は子どもの体調不良による欠勤で正社員でも10万円以下のお給料を経験し、起業を決意。シングルマザーの貧困問題解決に向け、離婚準備やシングルマザーの自立、心の余裕が持てる働き方のサポートとしてお金や起業相談など行っている。また、お金の問題解決は健康維持のために必要な知識でもあるため、2021年より看護師FP養成事業をスタート。

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