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看護師が始める在宅ワーク|メリット・デメリットとオススメを紹介

在宅ワークする女性
  • 家事や育児のスキマ時間を活用したい
  • 何か新しいことにチャレンジしてみたい

オンライン化が進み、職場から離れても働けるようになってきた今の時代。家の中でPCやスマホを使って仕事をする、在宅ワークが注目されています。

看護師が家で働くことはイメージしづらいかもしれませんが、誰でもチャレンジすることは可能です。

この記事では、看護師が在宅ワークを始めるメリット・デメリットと、オススメの仕事をご紹介します。

スキマ時間でできるものから、看護師免許が活かせる高収入のものまで、仕事の種類はさまざま。

笑顔の女性看護師

新しいことにチャレンジしたい人、働き方を変えたい人が、自分に合った仕事を探せますよ!

目次

看護師が在宅ワークを始めるメリット

看護師が在宅ワークをする場合、時間の使い方や収入など多くのメリットがあります。

好きな時間にできる

看護師としての仕事が終わった後や休日など、好きな時間に働くことができるのは大きなメリット。

勤務時間が決まっている仕事とは違い、自分でスケジュール管理をすれば、働く時間を調整できます。

家事や育児のスキマ時間を活用することも可能です。

通勤にかかる時間とお金を節約できる

職場へ出勤するためには、時間とお金がかかります。

交通費を全額負担してくれたとしても、通勤にかかる時間は戻ってきません。

家から出なければ、通勤時間をそのまま別のことに使えるようになります。

多くの知識やスキルが手に入る

在宅ワークをするためには、さまざまな知識やスキルが必要。

内容にもよりますが、基本的にはパソコンやスマホを使った仕事が中心になります。

仕事相手との連絡やファイルのやりとりなどは、スムーズに行えることは最低限の条件です。

オンラインで仕事をするために、新しいツールを使う経験を積めるというメリットも。

在宅ワークのためのさまざまな経験をすることで、看護師の仕事だけでは得られない知識やスキルが手に入ります。

収入は自分次第

看護師としてどこかに勤務する場合、ある程度の範囲で収入が決まるのは仕方のないこと。

どれだけ経験や実績があっても、すぐに収入アップにつながるとは限りません。

在宅で行う仕事は、内容によってはすぐ収入につながるものも。

スキルを磨いて実績を積めば、1件あたりの報酬が上がっていくこともあります。

自分次第で収入アップできるのは、在宅ワークのメリットです。

看護師資格があるから単価が高い

国家資格を持っていることは、看護師の強みです。

看護師としての知識やスキルを使った仕事は、誰にでもできることではありません。

そのため看護や医療に関わる仕事は、報酬単価が高くなる傾向があります。

看護師であることが信用につながる

看護師であることは、プロとして医療や看護を提供できるという証明。

また国家資格を持っていることで社会的に信用されやすく、仕事をする時にはその信用が強みになります。

仕事相手であるクライアントからは、看護師と伝えるだけで安心感を持ってもらえる可能性があります。

看護師が在宅ワークを始めるデメリット

看護師の在宅ワークには多くのメリットがある一方、もちろんデメリットもいくつかあります。

特に気持ちの切り替えが苦手な人、時間に余裕がない人にとって、在宅ワークは難易度が高いかもしれません。

仕事とプライベートが切り替えづらい

家ではない場所で働いていれば、職場から離れれば仕事は終わり。オンとオフの切り替えは簡単です。

在宅ワークの場合では、いつでも仕事ができてしまうという状況がデメリットになることも。

自分でしっかり区別しなければ、休日や夜間などプライベートの時間にどんどん仕事が入り込んでしまいます。

運動不足になる

在宅ワークはデスクワークの仕事が多く、運動不足におちいりやすくなります。

通勤の移動もないため、歩く量は激減。

病棟で動き回っている人と比べて、体力低下や肥満のリスクが高くなりやすいため注意が必要です。

作業が長時間になることがある

難しすぎる仕事だったり、いくつも同時に並行したりすると、延々と仕事が終わらないことも。

作業が長時間になり、本業が別にある場合はつらい状況になります。

他の仕事や家庭に支障が出ないように、仕事量を調整する必要があります。

看護師として働くより時給が低い

看護師の求人を見てみると、1,500~2,000円ほどの時給での募集が多く見られます。

時には時給2,500円や3,000円という、単価の高いケースも。

ただそれほどの給料をもらえるのは、看護師として働く時の話です。

さまざまな在宅ワークがあるものの、時給計算して看護師より多くもらえる仕事はなかなか見つからないのが現状。

始めは本業にプラスして、副業として始めてみるのも1つの手です。

副業禁止のルールがある職場は多いので、確認が必要です!

看護師資格を活かせる在宅ワーク一覧

在宅ワークには多くのものがありますが、看護師の経験やスキルを活かせる仕事を厳選してお伝えします。

笑顔の女性看護師

実際のお給料や、在宅ワークを始める方法は後半で説明します。まずはどんな仕事があるか見ていきましょう!

漫画、イラストレーター

漫画やイラストを描くことが好きな人に適した仕事です。

医療系のWebサイトを運営する企業や、医療に関する本を出す出版社などからニーズがあります。

実際に看護師のエピソードを描く漫画家、医療のことを表現するイラストレーターなど、すでに活躍している人もいます。

ライター

Webサイト、雑誌、書籍などに掲載される記事を書く仕事です。

文章を書くことが得意な人や、いろいろと調べることが好きな人にオススメです。

特に医療系の記事執筆は専門知識が必要なため、専門ジャンルがない人と比べて記事の単価が高くなります。

看護師の知識を活かせるライターは、とても人気の職業。

笑顔の女性看護師

このサイトも看護師ライターがつくっているんですよ!

傾聴サービス

電話やビデオ通話などで、悩みや相談、愚痴を傾聴する仕事です。

看護師の傾聴スキルを使って、相手のニーズに合わせた関わりをします。

相手との時間調整が必要ですが、誰かの話を聴くことが好きな人、傾聴スキルに自信がある人にはオススメといえます。

看護師国家試験の勉強対策

看護学生に向けて、看護師国家試験の勉強をサポートする仕事です。

勉強方法や試験に出やすい問題のアドバイスはもちろん、勉強のスケジュールの組み方や勉強の悩み相談などの提案ができれば、さらに相手に喜んでもらえるかもしれません。

根拠をもとに説明できること、相手に合わせた内容を伝えられることなど、多くのスキルが必要ですが、看護師の経験年数に関係なくチャレンジできるのが魅力です。

看護以外の経験ができる在宅ワーク

看護とは違う分野にチャレンジしたい人に、オススメの仕事をご紹介します。趣味や特技を活かした仕事があります。

コールセンター

企業の顧客に対し、電話で商品やサービスの説明、質問への回答などを行います。

看護とは違う分野ですが、人とコミュニケーションをとるという点で、看護師としての経験が役に立つ仕事といえます。

会社に出勤して働くイメージがあるかもしれませんが、最近では在宅で勤務できるシステムもあります。

テープ起こし・文字起こし

セミナーや会議、インタビューなどの音声を、録音されたデータから文章にする仕事です。

文章を聴き取る力と、パソコンで文字を打つスキルが必要です。

特に医療系の講演会や会議では、内容や使われる単語が専門的になりがち。

医療者でないとなかなか理解しづらいため、単価が高くなる傾向があります。

仕事をしながらさまざまな分野の話が聴けるのは、この仕事のメリットです。

Webデザイナー

企業や個人のWebサイトをデザインする仕事です。

仕事を依頼するクライアントからの希望に合わせて、Webサイトの構成やページのレイアウト、全体のデザインなどをつくっていきます。

Webデザイナーになるための特別な資格はいりませんが、始めるためにはWebサイトやデザインに関する知識や技術が必要です。また継続して仕事をしていくために、勉強は欠かせません。

専門的な知識や技術が必要でハードルが高いからこそ、経験や実績によって報酬単価をあげていくことが可能です。

勉強会やセミナーを受けたり専門のスクールに通ったりしながら、Webデザイナーを目指すという道もあります。

アンケートモニター

企業の商品やサービスについて、アンケートに回答する仕事です。

インターネットで数分で答えられるものもあれば、実際にインタビューを受けるものも。

1つのアンケートやインタビューごとに報酬が設定されていて、好きなものを選んで答えていきます。

大きく収入を得ることは難しいものの、スキマ時間を使って取り組みやすいのがメリットです。

転売

転売とは、仕入れた商品に金額を上乗せして販売し、その差額によって利益を得る方法です。

例えばブランド品を安く購入し定価で販売できれば、その分が収入になります。

対象となるジャンルは、家電や服、ゲーム、おもちゃなど、さまざまです。

インターネットだけで仕入れから販売まで行うことで、完全在宅ワークが可能です。

YouTube配信

YouTubeに動画をアップすれば、チャンネル登録数や再生回数によって広告収入が得られます。

動画の撮影、編集などの技術は必要ですが、YouTuberとして活躍する看護師もいます。

ハードルが高いように感じかもしれませんが、アイデアと行動力があればチャレンジが可能です。

ナースライフバランス研究室では、いろいろな働き方をしている看護師をYouTubeで紹介しています。

動画編集

YouTuberが増える中、配信する動画を編集するニーズも高まっています。

依頼された動画にテロップやBGMなどを挿入し、魅力的に編集する仕事です。

パソコンと動画編集用のソフトの使い方を覚える必要がありますが、動画の配信をしたい人と組むことで継続的に仕事をすることも可能。

時代の流れに合った、流行の仕事といえます。

写真販売

自分で写真を撮影し、販売する仕事です。

専用のサイトに登録したり個人で出品したりすることで、写真を販売します。

そこで写真が売れたら収入が入るという仕組みで、カメラが趣味の人にとっては楽しみながらできるのが魅力です。

写真撮影を仕事にしたいという人にオススメです。

不用品販売

家にある不用品をリサイクルショップや通販サイトで売ることで、その代金が収入になります。

すでにあるものを売るので、最初に費用がかからないのが大きなメリットです。

使わなくなったブランド品や家電など、高値で取引されているものから始めてみるとよいでしょう。

ハンドメイド販売

手芸が好きな人、何かを手作りするのが得意な人には、ハンドメイド販売がおすすめです。

雑貨や小物、部屋のインテリアなど、個人が出品できるハンドメイド販売の専用サイトがあります。

始めからフリーマーケットやイベントに出店するのは難しいかもしれませんが、専用サイトを利用して少しずつ始めてみるのもよいでしょう。

趣味として楽しみながら、収入につなげられる可能性があります。

投資

株や不動産などに投資して、リターンとして収入を得る方法です。

正確には在宅ワークとはいえませんが、資産を増やすことができるという点で共通しています。

注意しなければならないのは、投資は資産が減る可能性があること。

すべて自己責任なので、リスクをすべて把握したうえで取り組むことが大切です。

ポイントサイト

ポイントサイトを経由して特定のサイトで買い物をすると、ポイントがもらえます。

これも投資と同じく仕事とはいえませんが、ポイントを現金やギフト券などに交換できます。

普段通販サイトで購入しているものがあるなら、ポイントサイトを経由するだけで貯まるのでオススメです。

在宅ワークの報酬は1件あたり数百~数千円

在宅ワークにはさまざまなものがありますが、仕事内容によって報酬は大きく変わります。

一件につき数百円台から数千円台の報酬が多い一方で、まれに1万円以上の高額な仕事とめぐり合えることも。

基本的に時間がかからない簡単な仕事は単価が低く、専門的なスキルを必要とするケース、作業に時間がかかるケースなどは単価が高くなる傾向があります。

ジャンルによって見込める収入がある程度予想できるため、調べてからチャレンジすることをオススメします。

笑顔の女性看護師

経験や実績によって報酬が変わる仕事もあるため、1つのことを集中して取り組んでいけば収入をグッと増やせるかもしれませんね!

在宅ワークはどんな人にオススメ?

手軽に始められる仕事があるものの、在宅ワークには向き不向きがあります。どのような人にオススメなのか、見ていきましょう。

本業にプラスして収入が欲しい

看護師として働きながら収入をさらに増やしたいという人には、在宅ワークはオススメ。

家にいる時間を活用することで、本業が忙しくてもチャレンジすることが可能です。

副業を禁止している職場は多いので、確認してから取り組みましょう!

家族の介護や育児で家から出づらい

家庭の事情で家を空けることができない人にとって、外で働くのは難しいもの。

家族の介護や育児をしながら、スキマ時間でできるのが在宅ワークの魅力。

「家から出られない、でも仕事はしたい」という人には、メリットの大きい選択肢です。

新しいことにチャレンジしたい

本業がある人が新しいことにチャレンジしたい時、在宅ワークによって経験や知識を手に入れることができます。

看護とは全く違うジャンルの仕事をすることで、好きなことが見つかるかもしれません。

新しく得た経験や知識が、看護師としての仕事に活かされるというケースもあります。

在宅ワークをオススメできない人

誰でも始められる在宅ワークですが、オススメできない場合もあるのでご紹介します。

オンとオフの切り替えができない

在宅ワークでは、仕事とプライベートの区別があいまいになりがち。

プライベートをひきずって集中できない人は、ダラダラと取り組んでなかなか仕事が終わりません。

反対に常に仕事モードが抜けない人は、延々と作業を続けて疲れてしまいます。

仕事とプライベートを100%分ける必要はありませんが、ある程度しっかり切り替えられる人のほうが向いているといえます。

スケジュール管理が苦手

自分で仕事時間をつくり出さなければならない在宅ワークでは、スケジュール管理はとても大切。

締め切りがある仕事を受ける場合は、なおさらです。

時間を意識して取り組まなければ、作業が終わらずに収入が得られないという状況になりかねません。

作業した分だけ給料が発生する時給制の仕事もありますが、それでもスケジュール管理は必要なスキルです。

スケジュールを組むのが苦手な人は、練習しながら始めてみるというのも1つの手です。

在宅ワークに必要なもの、スキル

在宅ワークを始めるためには、仕事内容に合わせたスキルやツールが必要です。

チャレンジする前に、これだけは準備しておいたほうがいいものをあげていきます。

パソコン

インターネットでの作業が多い在宅ワークでは、パソコンがあったほうが何かと便利です。

もちろんスマホがあればできることもありますが、効率を考えるとパソコンにはかないません。

だからといって、最初から10万円以上する高機能なパソコンを買う必要はありません。

WordやExcelがついている、インターネットにつなげてある程度のスピードで作業できるといった、必要最低限の条件を満たしたものを用意しましょう。

パソコンとインターネットのスキル

内容によって必要なスキルには幅がありますが、できることが多くなればその分だけ受けられる仕事の選択肢も増えます。

パソコンの基本操作やWordやExcelなどは、使えるようにしておくと便利です。

最近では在宅ワークに役に立つ、新しいツールがいくつも開発されています。

それらのツールを使いこなせれば、作業効率を上げたりクライアントとのやり取りをスムーズにしたり、仕事をする面で多くのメリットを受けられます。

ビジネスマナー

患者さんとの人間関係は上手に築けても、ビジネスマナーはあまりわからないという看護師は多いのではないでしょうか。

仕事を受ける時の姿勢、メールの書き方などは、ビジネスに関わることの少なかった人にとっては当然かもしれません。

ただし在宅ワークを始めるなら、最低限のビジネスマナーは知っておくべきです。

クライアントとの信頼関係を築けるよう、あらかじめ少しは勉強しておきましょう。

在宅ワークはどこで探せばいい?

在宅でできる仕事は、クラウドソーシングサイトやスキルシェアサイト、求人・転職サイトなどで探すことができます。それぞれの特徴を知って、あなたが求める仕事があるところを中心に登録しましょう。

クラウドソーシング

クラウドソーシングサイトというのは、インターネット上で大勢の人たち(クラウド)と業務委託(ソーシング)できるサイトのこと。

サイトに登録して仕事を探し、自分に合った案件があれば申し込みをします。

うまく条件があえば、仕事が始まるという流れです。

仕事探しから報酬をもらうまでの流れをすべてサイト上で完結できるので、とても簡単です。

クラウドソーシングサイトを仲介することで、多くの仕事を一気に探せる、仕事や支払いなどのトラブルを回避できる、といったメリットも。

有名なクラウドソーシングサイトは、クラウドワークスランサーズなどがあります。

さまざまな仕事の募集があり、初めてでもわかりやすいので初心者にオススメです。

スキルシェアサイト

自分のスキルを商品として出品し、販売できるのがスキルシェアサイトです。

勉強を教える、傾聴するといったサービスを出品し、申し込みがあればそこで仕事が始まります。

ココナラ(coconala)ストアカなどのサイトが有名です。

自分のスキルを使って、新しい仕事にチャレンジしたい人にオススメです。

求人サイト

在宅で働く人を探している企業の中には、求人サイトで募集していることも。

1件ごとの仕事ではなく、常勤やパートなど企業と直接契約できるかもしれません。

もし副業として行うのであれば「パート」や「非常勤」など、条件を絞って検索してみるのもよいでしょう。

サイトに登録した途端に、営業の電話がかかってくることがあります。
あなたの希望がハッキリしていない状態でやりとりをすると、知らないうちに興味のない病院や企業を紹介される可能性も。
まずは登録せずに求人を見てみることをオススメします。

まとめ

在宅ワークにはメリット・デメリットがあり、内容によっても向き不向きがあります。

インターネットでよく目にするような、誰でもすぐに簡単に稼げる、というものでもありません。

ただ家にいるスキマ時間で仕事がしたい、新しいことにチャレンジしてみたいという人には、オススメの仕事です。

気になった仕事をいくつか調べて、できそうなものから始めてみてはいかがでしょうか。

 

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この記事を書いた人

当サイトを運営するナースライフバランス研究室の代表です。元・病院看護部長。1000人を超える看護師のオンラインサロン運営、新規事業立ち上げなど行っています。

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