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仕事と育児の両立のための協力を​​​実家に頼らないと決めたママナース 夫へのSOSの伝え方

私は子育てを実家に頼らないと決めたママナースです。
そんな私が、仕事・家事育児に疲れた時や誰かの協力を得たい時の夫へのSOSの伝え方を紹介します。夫に協力を求めるSOSを出すようにしてからは、夫が自発的に子どもの世話や家事をしてくれるようになりました。ママナースとして実家に頼らずに仕事と育児の両立をするためには夫婦間で良くコミュニケーションをとり、自分の言いたいことを我慢や遠慮をせずはっきりと伝えることが大切だと感じています。

目次

実家に頼らないと決めた理由

私が実家に頼らないと決めた理由は大きく3つあります。

1つ目は、夫と私お互いの両親の家がドアツードアで3時間程の場所にあるからです。途中でぐずったり眠ってしまう子ども2人を抱えて大きな荷物をもち、私1人で電車や徒歩で移動することはとても大変でした。

2つ目は、両親が仕事をしているため、私の夜勤や業務に合わせて子守をお願いしたい日のスケジュール調整が難しかったからです。また、両親の体調不良や体力の低下で子供を長時間任せることが疲労や負担に繋がっていました。

3つ目は、夫婦で協力して生活の基盤を作るためです。夫は仕事中心の生活で帰りも遅く、何かお願いしても「できない」と言われることが多かったです。私は夫に頼んでも迷惑になるし断られるなら相談しない方が良いと考え、徐々にお願いをしなくなっていました。

ある時夫から、私が何かを頼みやすいのは誰かと問われました。私は一番に自分の両親が浮かび、そう答えました。その時夫は自分が一番ではないことを残念に思っているようでした。その後一時的に夫婦の会話が減ってお互いを思いやる余裕もなく関係も悪くなっていました。このままではいけない、一緒に頑張ろうと決めたのに心が離れてしまうと感じたこともきっかけになりました。もう一度夫婦で協力して生活の基盤を作り、子育てをしていこうと決めました。

夫へのSOSの伝え方

私は実家を頼らないと決めたあとは、困ったことがあれば夫に相談しました。それまでは、「子供が発熱したら私が仕事を休めば良い」と考えていましたが、私と夫どちらが仕事を休むかを相談するようになりました。

その他にも「私は今こんな事で困っている。どうしたら良いか一緒に解決策を考えてほしい。」そんな思いを夫に伝えるようにしました。そのおかげで、いろいろなことを以前よりも夫婦間で話せるようになりました。いざという時に頼れる人がいるという安心感が生まれました。

私は夫に欠勤が続いてしまい、仕事の評価が下がったり、仲間に迷惑をかけたりしていて悩んでいることも伝えました。今日は仕事をどうしても休めないなど、できないことも遠慮せず伝えるようになりました。時には「できない」と伝えることも大切です。その結果、夫も忙しい仕事を調整してくれるようになりとても助かっています。自分が体調が悪く休みたい時や用事があり出かけたい時なども、我慢せず伝えるようにしています。早く体調を回復させるために良く休むこと、やりたいことをすることも仕事と育児の両立には大切ですよね。私は、夫に「今日は体調が悪いから寝かせてほしい。」「ご飯を作ったり、午後に少し子どもを公園に連れて行ってほしい。」など頼みたいことを具体的に伝えています

夫も大変だとは思いますが、子どもの親は母親だけではありません。夫婦で協力して生活していくことを、夫に理解してもらう必要があります。私は、児童館にいる臨床心理士の先生に、夫婦関係は優劣も上下も無い。対等な立場でいなければならないと教えてもらいました。母親だけが負担を抱えすぎないようにSOSを伝えることが大切です。

振り返ると、出産してからは子ども優先で夫婦の会話や思いやる心が減っていたため、夫に対する自分の態度や言葉がけ、行いも改めました。私へのこうしてほしいという夫の主張は、一度受け止めるようにしています。私の主張も喧嘩腰にならぬよう、柔らかく夫に伝えるように心がけています。

わが家にあった家事・育児の協力方法〜進行状況は事前に伝える〜

家事は夫婦で分担制にする家庭も多いと思います。私たち夫婦は、これをやらなければならないと思うと精神的負担になるため、できる時にできる人がやるようにしています。洗濯物を畳む、料理のお手伝い、部屋の片付けは子どもも巻き込んでやるようにしました。運動会のリレーで使われるような音楽を流すとみんなのやる気も出てはかどります。子どもにはお手伝いを頑張ってくれた時は、お小遣いを数十円ほど渡します。子供はお気に入りの貯金箱を準備して、そこにお金を入れるのを楽しみにしています。

私は、夫に「今日帰ってきたらお皿洗いが終わっていないからやってほしい」「洗濯機に入っている服を干してもらいたい」と事前にメッセージで伝えます。夫は帰宅前に心の準備ができ、ショックが軽減するようです。家事やカレンダーの共有アプリもとても便利です。ホワイトボードを使用し、帰宅後のお願いしたいことを書いたこともありました。ある家庭では、夫婦で交換ノートをして情報交換をしているそうです。面白い方法で自分も試したくなりました。休日にどちらかが体調を崩していたり疲れていたりしたら、行ける方が子どもを外遊びに連れていきます。私も休みたいことをはっきりと伝えるようになってから、夫も「今日は休みたい」と自分の気持ちを言ってくれるようになりました。お互いに我慢しすぎてストレスを溜めることが減ったと感じています。

また、夫婦でたわいもない話をしたり、休日は家族一緒に楽しく食事をする時間を作ったりしています。心穏やかにのんびり過ごせることや何もしなくても同じ空間にいられることに感謝するようにもなりました。 家族皆で外出できる日には家族の時間を楽しみます。以前は「休日は子どもを楽しい場所に連れていかなければ」という思いがありました。今は子供たちも成長して移動が楽に出来るので、近場の公園や室内遊び場などを利用し無理なく楽しんでいます。

ママナースになって仕事と育児の両立のために両親に協力をお願いしていた私が、「実家に頼らない」と決めて夫にSOSを伝えるようになってから得られたものがあります。家族に感謝する心と思いやりをもって楽しく協力して生活する力や知恵が身につきました。また、誰かがしてくれるから良いではなく、自分たちで頑張ろうという力を鍛えられています。それは子どもたちにも伝わっているのではないかと感じています。

子育てと仕事の両立に悩んだ時には、ママ友や児童館・保健所・保育園にいる保育士・保健師・看護師・臨床心理士の先生に相談すると具体的なアドバイスをもらうことができます。近所の民生委員さんも相談に乗ってくれました。

今日は疲れたからゆっくりしたいなと思う時はゆっくりのんびりする日も作りましょう。私も体と心を休めることも大切にしています。そして、1年に数回、連休には実家に家族そろって顔を見せに行き、子どもの成長を楽しみにしてくれている両親・親戚との時間も作っていこうと思っています。

参考文献
  • 13歳から分かる!7つの習慣 自分を変えるレッスン 「7つの習慣」編集部

103頁 第6の習慣 シナジーを創り出す

 

  • お母さんの自己肯定感を高める本

33頁 愛情を伝えるためにはママが幸せであること 

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この記事を書いた人

看護師ライター、PRナース。祖父母とサスペンスや科捜研のドラマを見て育った。ICU/CCU、心臓カテーテル検査介助、外来、病棟の応援ナース、訪問看護を経験。家庭と両立できる働き方を実践中。心豊かに過ごす工夫をしています。

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